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ポッドキャスト翻訳プロジェクト第2話note音声版とテキスト版のA/Bテスト

こんにちは。アライ@翻訳です。
(音声版でも配信しています。リンクはこちら

さて、今回はポッドキャスト翻訳プロジェクト第2話として、noteの音声版とテキスト版のA/Bテストについて書いてみたいと思います。

noteを始めて約1か月。そもそもnoteを始めた理由も、ポッドキャストの翻訳プロジェクトがきっかけでした。

ポッドキャスト翻訳プロジェクトとは
コンテンツをボーダレスに、音声は音声のまま。外国語のポッドキャストを翻訳・吹替して、日本語版として配信する、アライ@翻訳の個人的に始めたプロジェクトです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

以前の記事でも書いたのですが、音声配信をする理由もリサーチのためです。

音声配信をする際の、いろいろな選択肢(例えば原稿ありか、なしか)や、音声配信をして気づく改善点(例えば書いた文章の読みにくさ)など、この1か月のうちに、自分で変更を加えながら続けてきました。

そこで、始めて約1か月のnoteダッシュボードから見えてくる、音声版とテキスト版とのエンゲージメントの違いを数字から見ていきたいと思います。

1.noteダッシュボード公開

まず、この記事を書いている5/22お昼段階のダッシュボードの数値を公開したいと思います。

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(記事をクリックしてくださった皆さん。スキやコメントをくださった皆さん。ありがとうございます。)

全体ビューは321、コメント5、スキ54、との事です。

2.音声版とテキスト版の比較

さて、早速音声版とテキスト版を両方投稿してきた中で、どちらが読まれているのか、エンゲージメントが高いのか、数字で見ていきたいと思います。

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結果から言うと、テキスト版の方が読まれていて、スキ率も高い。

全体ビューに関しては、テキスト版は音声版の約1.3倍ほど読まれていて、スキ率に至っては2.7倍も高い、という結果です。

ちなみに、この上のデータですが、まだ取り損ない、と言えば取り損ないなんです。
というのも、今までの記事は合計19本なのですが、最初のうちは音声版しか投稿していませんでした。後にテキスト版も投稿するのですが、比較検証するにはタイムラグがあるんです。

しかし、今までに音声版とテキスト版の同時投稿をした記事がありました。おすすめポッドキャストの一押しエピソードというマガジンに掲載している記事8つ(音声版4記事+テキスト版4記事)です。その数値を見てみると…

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テキスト版は音声版の2倍以上読まれていて、スキ率は7倍も高い、という結果に。

3.A/Bテスト後の考察

それでは、この上の数値から考えられる事をザックリ一言でまとめるとすると…

日常的に音声から情報を取り入れる機会が少ない、という事ではないかと思います。その中でも、

①音声版の利用者が少ない
②テキスト版の方が見やすい
③スキマ時間の使い方の違い

この3つがあるのではと考えています。

①音声版の利用者が少ない
note内での音声版の使用総数が未知ではありますが、肌感でも2割もいないんじゃないかなと思っています。圧倒的に視覚から取り入れる情報としてのテキスト版や漫画、写真等が多く、利用者もそちらの方が断然多いと思われます。

②テキスト版の方が見やすい
note内の話ですが、文章のレイアウトはテキスト版の方が断然見やすく、リンクを張っても分かりやすい。視覚から情報が入りやすいベースがあると感じています。

③スキマ時間の使い方の違い
例えば会社でちょっと一息入れたいとき、トイレに向かう時など、noteをちらっと見たりするようなスキマ時間には、音声を聴く準備としてイヤホンをわざわざ持っていく人、いないような気がします。

自宅ならスピーカーにつないだり、通勤中ならイヤホンを使って聴くなど、環境が整っているのですが、人のスキマ時間の中にもいろんな種類があると、気づきました。

4.最後に

以前の仕事で売上数値や市場分析などはしてきたのですが、SNSマーケティングに関する数値分析は素人です。ただ、エクセルに数値をコピペするところから始まる素人のA/Bテスト、まずはリサーチの第一歩と思い、今回まとめてみました。

ポッドキャスト翻訳プロジェクトを進める中で、やはり音声メディアの更なる普及がやはり鍵となっていると感じている所です。アプリやシステムなどで聴ける環境が整っても、聴いてもらえる人がいないと成り立たない

そんなことを日々、いろいろ考える中で、新たな事にも挑戦してみました。
この新たな挑戦については、別の記事でお話したいと思います。

それでは、次回のnoteで。

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新井里菜(あらいりな)|Audio Journalist
記事を読んで頂きありがとうございます。音声で活躍できる方法や、耳から楽しめる情報を多くの皆さんに知っていただくために活動しています。 頂いたサポートは、音声業界のリサーチや静かな録音環境づくり、そして他の音声配信仲間のサポートに還元していきます。