ナレーター復帰の理由
お世話になっております。
ナレーターの岩澤です。
今回は、私が再度ナレーターとして活動を始めた理由をくどくならない程度に長々と自分語りさせていただきます!
幸せと絶望の狭間
前回の記事で6歳の頃には声を使う仕事を目指した!進路決定!と申しましたが…
実は私、6年前に一度ナレーター・声優業から離れております。
では…なぜナレーター業に戻ってきたかと申しますと、前回の記事でも書きましたが
【私が家族を幸せにする】ためです!
思い返せば4年前。
ここから私のナレーターとしての再スタートが始まっていたのかも知れません。
(なーんか壮大。)
双子出産を控えていた時、育児に加われるようハードワークだった仕事を転職した夫。
しかし、転職した先が社長1人で経営している会社でブラック企業を超えて漆黒企業でした…
約束金額の給与を支払ってくれないだけでなく
社保に入れてくれる約束を「ちょっと待ってね」続きで入れてもらえなかったり…
流石に私も「労働基準監督署に連絡じゃーー!」と怒り心頭の際に夫から発せられた驚きの一言。
「まだ契約書結んでないんだ…
契約書作ってる最中に仕事始まっちゃって…
ちょっと待ってねって言われて…」
という言葉をすべてのみこみ、現実を受け入れました。
だって、その事実を双子出産の1時間後に知ったのですから…
(もう、幸せと絶望の狭間)
麻酔が抜けきれず呂律の回らない口。
いろんな管が繋ったままの状態で
「双子を私の扶養に入れてください」と当時、私が勤めていた会社に電話したのが懐かしい・・・
(職場の方にめちゃくちゃ心配されました笑)
今思えば、この出来事が「私が稼いで家族を守る!」と思った最初のキッカケだったのかもしれません笑
決意・・・
(夫。一緒に頑張ろう!)
そんな大きな目標を立てたにも関わらず
双子の育児と正社員での仕事のバランスが上手くとれず大変お世話になった会社を退職し、フルタイムのアルバイトへと働き方を変えました。
仕事自体は楽しく、人にも恵まれてイキイキと仕事をしておりましたが
正社員に比べると収入の面でどうしても家計に負担をかけてしまっておりました。
育児をしながら、外に出て働くとなるとどうしても働ける時間が限られる。
おのずと稼げる金額も決まってくる。
その上、当時一歳だった双子の体調不良で園からの呼び出しが続く…
どこか夫の昇給に期待をしてしまっている自分がおりました。(いと情けなし。)
でも、、、
社会人で働いていたからこそ分かります。
"転職後そんなに簡単に給与は上がらない"
共働きが当たり前になってきた昨今、
家族を守るために稼がないといけないという夫のプレッシャーは計り知れなかったと思います。
自分が夫の立場だったら…
と考えると胃がキリキリしますねw w
そこで再度、心に刻むのでした。
【私が(も)あなた達を幸せにする!】と。
唯一、自信の貯金があった
「ナレーション」
やりがいがあって、家族を守るために私は何ができるのかを考えた時、
唯一自信があるナレーションが頭をよぎったのです…!
「宅録ナレーター」という自宅にいながらもナレーションのお仕事ができる仕事を知り…
「思い立ったら即行動」が私の強みのわたしは
すぐに家族にナレーターとして仕事をしたい旨を相談しました。
「リナなら絶対にできる!」と応援してくれ、宅録ナレーターとしての活動を始めることをスタートしました!
(現在は都内近郊のスタジオ収録も承っております)
その後、今でも仲良くしてくれている大切なフリーランスのナレーターの友達に相談し、ナレーターとして再スタートする準備を整えておりました。
そんな時にXで流れてきた
「Voiceover Japan Awards」開催のお知らせ。
今の自分がどこまで通用するのか試したくなり迷わず応募したところ
なんと、応募者最多部門でノミネートの結果をいただき大きな自信に繋がりました。
このアワードを開催してくださった藤村由紀子さんに心より感謝しております。
その後はとにかく、フルタイム+育児に追われる中、時間を作りがむしゃらに動いて動いて動きまくりました。
(夫「りな・・・白目剥きながら寝るのやめて」笑笑笑)
今後の目標
最初は「家族を守るために私が稼ぐ!」と言う何とも偉そうな目標が半分以上を占めておりましたが、今ではご信頼いいただきご依頼してくださるクライアントが増えた事により目標が変化してきました。
・クライアントが岩澤にナレーターを任せてよかった。と思っていただける声を届けたい。
・技術も人柄も、岩澤さんにお願いすれば安心だと思っていただける人になる
・子供達が働くママの姿を見て
「本気で取り組む仕事って楽しそう」と感じて欲しい。
そんな存在になれるよう、これからも成長していきたいと思っております。
この約1年半、強く感じたことは
「自分1人では絶対にここまでできなかった」と言う事。
(当たり前ですが!!!!!!!!!(強調))
仲良くしてくださったナレーターの皆様や
貴重な機会やご縁を繋いでくださったクライアント、そしていつも信じて応援してくれる家族のおかげで今の自分があるなと痛感しております。
まだまだ始まったばかりのフリーランスとしての活動。
これからも多くの出会い・ご期待にお応えできるようナレーション技術はもちろん、人としての在り方も精進してまいります。
長々長々長々長々と自分語りをしてしまいましたが最後までお読みいただきありがとうございました!!
ナレーター・岩澤緑夏
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Mail:rina63.voice@gmail.com