初めて完読した本。

私は小学生の時から活字を読むのが苦手で、1ページ読み終わるのも人一倍時間がかかった。
たった一つの漢字が読めなくて、その場で止まった事や話の時系列が読めなくて止まった事、登場人物が多過ぎて情景と感情が混同して話が読めなかった事が何度もあって読書なんてつまらないものだと思い続けていた。
だから学生の時に嫌でも行われた読書の時間が窮屈だった。
文系なのに本も読めないのかよ。って何度も言われ余計嫌いになった。
けれど人の心情を読み解くのは得意だった。
文章の中にヒントや答えが書いているから見つけれる。
そんな楽しさを小学生の時から些細な楽しみにしていた。
そんな私が初めて完読した本は美沙子さんの心から愛してというタイトルの携帯小説だった。
ジャンル的には純愛物語だが、人間関係に悩んでいた私には深く刺さった物語だった。

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