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華麗なるギャッツビーに学ぶ英語表現
ひょんなことから気になって,映画華麗なるギャッツビーを観ました。その中でいいなと思った表現を紹介します。結末の核心に迫る内容なので,見たくない人はお気をつけください。
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デイジーからの電話を待つギャッツビーと,その電話は来ないと知りながらもそれをギャッツビーには言えないニックの別れ際の会話です。
NICK
I'll call you up.
GATSBY
Do, old sport, please do.
(a thought)
I suppose Daisy'll call too.
NICK
I suppose so... Well... Goodbye.
ニックがI'll call you up.(電話するよ。)と言うと,ギャッツビーはDo, old sport, please do.(ああ,友よ,そうしてくれ。)と答えます。しかし,ギャッツビーの心を占めているのは,ニックからの電話よりも,本当に待ち焦がれているデイジーからの電話が来るかどうかということ…。
一拍置いてからギャッツビーはニックに言います。I suppose Daisy'll call, too.(デイジーも電話してくれると思う。)不安な気持ちがあるけれど,こう言ってニックに同意してもらいたかったんでしょう。ニックもそれに対して,I suppose so(そう思うよ)と返します。
supposeを辞書で引くと「(明確な根拠はないが…..と)思う,考える」と書かれています。今まで自分ではsupposeを使うことはなかったのですが,今回このシーンを見て,thinkにはないsupposeの響きやニュアンスの美しさを感じたので,自分も会話のなかで積極的に使っていきたいなと思いました。