寒暖の大きさが生み出す北海道のソバの旨さ!
蕎麦といえば長野県が有名ですが、ほかにも福井、茨城、山形の各県も国内ではよく知られた産地です。本州でソバの栽培に適しているのは冷涼な内陸の高地です。
冷涼な気候と言えば北海道。そう、北海道のソバの生産量はダントツ1位で、国内生産量の半数近くが北海道産です。
幌加内町や羊蹄山麓の町村、道東の十勝などで多く生産されています。
道産のソバは昼夜の寒暖差が大きく、風味、甘みが濃いのが特徴。つまりとても味が濃くて美味しいのです。
気候と土壌が栽培にピッタリ
ソバに限らず、ほとんどの農作物に共通して言えるのが昼夜の寒暖差が大きいほど、植物は強く育つということです。強く育つためには体内にエネルギーを蓄えなくてはならない。そのエネルギーが旨味、甘みとなるのです。また元気に育てば病気にも強くなる。農薬や化学肥料は最小限に抑えることができるので、安全・安心でもあるのです。
ソバは元々あまり暑い気候には適しておらず、北海道の平野部や盆地、本州では標高の高い地域の気候に合っています。北海道は耕地面積も広いので、生産量が全国一というのも、当然のことでしょう。
以前、十勝の新得町に4年間、単身赴任で住んでいました。さすがソバの産地だけあって、町内にはたくさんの「自称・ソバ打ち名人」がいました。みなさん気前が良くて、よくごちそうになりました。生麺や乾麺をいただくことも多く、かなりの頻度でそばを食べ、そのおかげで今も蕎麦は大好きです。ただ、名人と酒を飲むとソバ談義に終わりはありませんので、ご注意を!
おいしい乾麺の選び方は
蕎麦はだいたい乾麺、半生麺、ゆで麺、冷凍麵の4種類ありますが、家庭では乾麺を食べる機会が多いのではないでしょうか。賞味期限も長く、使いやすい食材です。スーパーの乾麺コーナーにはさまざまな蕎麦の乾麺が並んでいます。
蕎麦の乾麺は、通常「つなぎ」として小麦が入っています。食品の裏に貼ってある成分表は、含まれている原材料が多い順に記載されていますが、蕎麦の乾麺のほとんどは「小麦」から始まっています。蕎麦なのにつなぎとして混ぜる小麦の方が多いというのに驚きますね。消費者をだましているように思えてなりません!
おいしい蕎麦の乾麺は成分表の一番先に「そば粉」と記載しているものを選ぶのがコツです。商品名にも「十割」「二八」などがついていればなお安心です。
家庭では何といっても半生麺
やはり、半生麺が一番手打ちそばに近い食感が得られます。ただ、そばは切れやすいので一般の商品は乾麺と同様に小麦の含有が多い商品があります。最近は通販で生麵を扱うサイトがいくつかあるので、ちょっとお高いですが、おいしい蕎麦にこだわるなら、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
当サイト「食ベレア北海道」でも北海道の大地で作られた蕎麦の乾麺、生麺を扱っています。ご購入の上、違いを確かめてください!
手軽に食べられるゆで麺
ゆで麺は一度ゆでてあるので、さっとゆでるだけですぐに食べられます。味や食感にこだわらなければ、十分に満足できるでしょう。比較的温かい蕎麦に向いています。つなぎの小麦粉が多く入っていますが、濃い目のつゆにてんぷらなどを乗せれば、侮れない美味しさです。
やはり蕎麦は蕎麦屋で
美味しい蕎麦を表す格言に「三たて」という言葉があります。挽きたて、打ちたて、茹でたての3つの「たて」です。中には収穫されたばかりの新ソバを求め、「刈りたて」も加えて「四たて」にこだわるファンもいるようです。ここまでくればかなりの蕎麦通といえるでしょう。そのためには秋10月ごろに、「新そば入荷」と張り紙している手打ちそばの蕎麦店で食べるか、趣味でそばを打っている人と友達になるか、最後は自分でそば打ちを勉強するしかありませんね。
つゆにもこだわりましょう!
どうしてラーメン屋さんはスープづくりに命を懸けるのに、蕎麦好きは麺にこだわるのか。蕎麦の味や香りはとても薄く、上品です。その分、満足度の半分はだし汁の味が左右すると言えるでしょう。今はスーパーで美味しい麺つゆが売られていますが、そばは天然食材で添加物が入っていません。せっかくそばを楽しむなら、ぜひ化学調味料を使わずに自家製のそば汁を作ってみてください。材料も手軽に入手できる削りかつお、干ししいたけ、コンブ、醤油、酒、みりん等で意外に手軽にできちゃいます。
さて、当サイト「食ベレア北海道」では北海道産そば粉を使った十割蕎麦の乾麺を扱っています。十割の乾麺はとても珍しい商品です。温かくしても冷たくしても美味しく食べられる蕎麦。一年中食べられるので、重宝します!
そば粉100%で仕上げた乾麺タイプのお蕎麦です。贈りものにもどうぞ