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アルコール依存症について

今回はアルコール依存症についての記事です✏️

アルコール依存症は心理学に詳しく無い方でも
聞いたことはあるかと思います。

なんとなく理解できる気もしますが
学んでいきましょう!

今までのサクッと読める心理学シリーズは
こちらからどうぞ!

1.アルコール依存症とは?

アルコール依存症とは
飲酒をコントロールする能力を失い
飲むことがよくないことだとわかっていても
脳に異常が起きやめられない状態です。

1日あたり60g以上のお酒を毎日飲む人
例えば・・・
・清酒3合
・ビール500mℓ3本
多量飲酒者と呼びます。

2.データで見るアルコール依存症


アルコール過飲による社会的損失は
なんと4兆円を越えるとされています。

その7割が欠勤や生産性低下
事件や犯罪と言われています。

また日本のアルコール依存症に該当する人は
約100万人はいると推定されています。

そして依存患者は病気、事故、自殺で死亡する
危険性が高まるため、平均寿命が
健康な人よりも30年も短いと報告されています。

3.アルコール依存症の診断基準

ではどういう症状があれば
アルコール依存症の診断になるのか、です。

過去一年間に以下の項目のうち
3項目以上が同時に1ヶ月以上続いたか
または繰り返し出現した場合該当します。

①飲酒したいという強い欲望あるいは強迫感
②飲酒の開始、終了、あるいは飲酒量に関して行動を統制することが困難
③禁酒あるいは減酒した時の離脱症状
④耐性の証拠
 ※耐性とはお酒に強くなることです
⑤飲酒にかわる楽しみや興味を無視し
 飲酒せざるを得ない時間やその効果からの
 回復に要する時間が延長
⑥明らかに有害な結果が起きているにも
 かかわらず飲酒

4.治療法

◎入院治療
入院治療はいくつかの治療ステップがあり
断酒治療への動機付け→断酒→精神安定化→断酒継続の順番で行われます。

◉断酒会などの自助グループを活用

断酒会に参加する人はアルコールの問題を
抱える人たちで、同じ問題を抱えた人同士で
断酒の継続を支え合っていけるようです。
この自助グループは各地にあるようなので
参加するのは効果的だと思われます!

◉坑酒薬
坑酒薬を服用して飲酒をすると
二日酔いになっのと同じような状態に
なるようです。
ただし、突然、嘔気や嘔吐
動悸やめまいが出現し
重症の場合は命の危険も伴うので
医師に相談するのが先決です。

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福岡県在住24歳👒
16歳でうつ発症、4回の精神科入院
服用歴8年目
精神障害者手帳3級
2022年から大学で心理学専攻📚
「生きにくさを感じてる人達が少しでも生きやすくなりますように」
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