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【霊?】キャンプで出会った

先日、昔の不思議体験を書いたら思い出した。
お化けっぽいのが出てくるので嫌いな人は回れ右で!

実は何度か不思議体験をしてたんだなーと。

ちなみに私は、霊と呼ばれるものを完全には信じてないけど、
否定もしないスタンスです。

霊感なんてほとんどないんです。
ほとんどというのは、見える…というよりも
これまでの人生の中で何度かチャンネルが合っちゃったことがありました。

霊感があると言う人は、いるときには何か感じたりするみたいですが
私は全く感じません。
ただ、イメージとしては彼ら(霊)の住むところと私たちが住むところは
層が違うというか…昔のラジオなイメージ?
今はネットとかでクリアな音で聴くことができるけど
むかーしのラジオはチャンネルを合わせて聴いてたんですよ。
(今でもあるか?)

こういうの。
横にあるダイヤル(?)を回してチューニングするんだけど
遠くの放送局のラジオを聴きたい時は、
繊細なチューニングで絶妙なところをキャッチしないと聴けなかったんですよ。

北海道から東海ラジオとかTBSラジオとか聴くのがどれほど大変だったか…
携帯ラジオのアンテナを最大まで伸ばして
電波を拾う場所を探して家の中をぐるぐる歩き回って聴いたなぁ。

うまいこと拾えても弱々電波なので、
すぐ他の放送局と混線したり
下手すると韓国語が聴こえてきたりしたんですよ。

話が逸れた。

なんとなく彼ら(霊)のいるところもそんなイメージなのかなーと、
時々繋がっちゃう…みたいな。

多分前回書いた地下鉄の彼も、見えたのが私だけじゃなかったので
たまたまあの場がつながった感じなんじゃないかな?と思うわけです。

実は地下鉄の時から更に五年ほど前に
別の場所で不思議体験をしてるんです。

中学生二年の時の学校行事でキャンプをした時のこと。
湖畔のキャンプ場でした。
昼間は水遊びをしたり、調理をしたり普通に楽しく過ごしました。
夜はお楽しみのキャンプファイヤー。
皆で炎を囲んで、レク係が企画したゲームをしたり出し物を見たりして盛り上がっていました。

私の隣に座ったのは、何日も前から「テントで寝るのが怖い」「お化けが出たらどうしよう」
とビビリまくっていたSちゃん。
私はオカルト全般信じていなかったので
正直お化けよりもヘビとか熊とか蚊の方が嫌だなーと思っていました。

全員参加のハンカチ落としが始まり、
背後を鬼が走っている気配を2回ほど感じたあと
なんとなく左後ろを見た瞬間…
私とSちゃんの背後に自分の背丈と同じくらいのどデカい顔が!!!!

思わず「ヒッ!!」と変な声を出しかけたけど、
せっかく盛り上がってるのにぶち壊すわけにはいかない!と必死でこらえました。
が、隣にいたSちゃんには聞こえてしまったらしく
「なになに??どうしたの??いやいや!!」
とか騒ぎそうになったので、「なんでもない!見間違い!」
となんとか誤魔化しました。

何だったんだろうあれ…でもまぁ誰も何も言ってなかったし
何かの見間違いだったのかなぁ…。
うん。そうに違いない!忘れよう!
この後肝試しだけど、お化けなんていない!
と自分に言い聞かせました。

キャンプが終わって2ヶ月ほど経ったある日の放課後。
なぜか怪談話をすることになり、
なんのネタも持ってなかったので、キャンプの時に見た事を話しました。

みんなが嘘だーと言う中でKだけが違う反応でした。

「それってさ、髪が長い女の人の顔?」

普段元気いっぱいのKが青い顔をして聞いてきました。

「そうそう。こんな感じ」と黒板に描いてみせました。

「それ私も見た…見間違いだと思って忘れようとしたんだけど…」

あのときKは、キャンプファイヤーを挟んで私の向かい側に座っていたのですが、
ハンカチ落としがつまらなくて湖(私たちの後ろ)を見ていたら
デカイ顔が見えた…と。
場所も一致していたんです。
見間違いじゃなかったんだ…。

全員鳥肌(笑)

ただ、彼女(霊)が何者なのかもわからないし
特に私たちに何も悪いことは起こってないので
きっと楽しそうだなーと寄ってきてしまったんでしょうね。
ってことにした。

それからしばらくはチャンネルが合うことはありませんでした。
やっぱりあれは見間違いだったんじゃないか?
そう思い始めていたある日、
母が突然「神社にいくよ!」と半ば強引に市内で有名な神社に私を連れて行きました。
その後ちょっとしたことがあったんだけど、
その話はまた今度。

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