リラックス部屋におすすめの色
視覚によって、自然と身体に変化が現れるといわれています。その1つに、色や光の種類による筋肉の緊張度の変化があります。
身体を興奮や緊張させる色や光、体が緩んでリラックスさせる色や光があるといえそうです。
これを数値化したものがライトトーナス値です。
自宅やサロンインテリアで活用できそうです。
ライトトーナス値とは?
筋肉の緊張や弛緩は視覚によって影響を受けるといわれています。つまり、見たもの(色や光)によって、筋肉の状態に変化が起こるということです。
1910年、光線によって筋肉の緊張度合いの変化が起こることが実証され、「ライトトーナス値」が生まれたようです。
色によって筋肉の緊張度が数値で表されています。
ライトトーナス値が高い色
ライトトーナス値が高い色は、筋肉が緊張する色を示します。
身体が緊張状態にあるといえます。
ライトトーナス値が高い色は【赤】です。
赤色を見ると緊張や、興奮をイメージしますよね。
ライトトーナス値が低い色
ライトトーナス値が低い色は、筋肉が弛緩する色を示します。
筋肉が緩む状態の色です。
ライトトーナス値が低い色は【ベージュ】です。
ベージュ色はほっこり、リラックスする印象派ありませんか?
インテリアに活用することでリラックス空間ができる
ライトトーナス値の低い、筋肉が弛緩する色をインテリアに活用することでリラックス空間を作ることができます。
一番のおすすめは、漆喰の壁面にろうそくの光が当たる色のイメージです。
日本人にとって和室はリラックスできるお部屋といえそうです。
和室でなくても、ベージュ色の家具やカーテン、ラグなどを取り入れた空間は、論理的にリラックスしやすいお部屋といえるでしょう。
リラックスして過ごしたいお部屋にはベージュがおすすめです。
家族でリラックスして過ごすリビングや寝室との相性が良さそうです。
リラックスできて、自律神経が調い、睡眠の質が向上しやすくなるかもしれません。
リラクゼーションサロンやリラックスして過ごすカフェにもおすすめです。
海外の刑務所では・・・
日本人にとってはベージュのライトトーナス値が低い(筋肉が緩んでリラックスしやすい)といわれていますが、人種差があるようです。
海外の方は、パステルカラーもライトトーナス値が低いとされています。
海外の刑務所の内装がピンクだったり、受刑者の服がピンクなのは、この効果を利用しているからかもしれません。ピンクによって攻撃性が弱まることが期待されているのでしょう。
さいごに
見る色によって、筋肉の緊張度合いは異なります。
インテリアに、用途に合わせて論理的に合う色を取り入れることで、快適さが向上する可能性があります。
好きな色がわからない、どの色をインテリアに入れたらいいかわからない、インテリアにはこだわりがない、という方はお部屋での過ごし方を想像して、過ごし方に合わせた色を取り入れるのがおすすめです。