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ストレス/睡眠/インテリア[アート活用]
ストレス社会です。過度なストレスの蓄積によって、自律神経に乱れが生じやすく、頭痛やめまい、ダルさ、睡眠の質の低下などが引き起こされてしまいます。さらには、疲労蓄積、集中力の低下、作業効率の低下、生活習慣病リスクの上昇なども考えられます。
ストレスとは
外部からの刺激などによって、体に生じる反応です。ストレスの原因は、仕事、人間関係、気温、気圧などさまざまです。
適度なストレスはカラダやココロに良い影響を与えますが、過度なストレスがかかり続けてしまうと危険です。
ストレスと睡眠の関係
過度なストレスがかかると、体内のコルチゾールが上昇しすぎてしまいます。コルチゾールはストレスホルモンともいわれており、基本的には日中上昇し、夜は低下します。
しかし過度なストレスによって寝付く時間帯になってもコルチゾールが高い状態だと、眠気が起こりにくく、寝付けても質の良い睡眠が得られにくくなってしまうことがわかっています。
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アートとストレスの関係?
・アートと脳の働き
アートを見て「美しい」と感じると、脳の内側眼窩前頭皮質が活性化されることがわかっています。この内側眼窩前頭皮質とは、「快」や「動機付け(やる気)」に関わる部位で、音楽を聴いたり、美しいと感じるときに活性化されます。美しいアートを鑑賞することで、気持ちだけでなく身体にも良い影響を与えることが示唆されています。
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・リラックスできるアートとは
アートの系統によって身体に与える影響は異なることがわかっています。
色や線、形で表現された「抽象画」のアートを鑑賞した後は、新規的なものを受け入れるオープンな気持ちになりやすく、
明るい色彩でふんわりと描かれた「印象派」のアートを鑑賞した後は、鎮静・リラックスしやすくなることがわかっています。
リラックスしたいならモネの作品のような「印象派」アートが一般的にはおすすめです。
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アートの活用方法
海外にはクリニックへ積極的にアートを飾る取り組みが行われている国もあります。「ホスピタルアート」ともいわれ、アートを取り入れることで、患者、患者の家族、働くスタッフの精神的なストレス緩和につながるといわれています。
ある国の研究では、アートを取り入れることで、慢性疼痛をともなう患者の「痛み止めを使用する回数が減った」という報告もあります。
カナダやイギリスでは「社会的処方箋」といって、クリニックへ受診する患者に対してドクターがアート鑑賞などを勧める取り組みもされています。
ストレス緩和以外にもメリットがたくさんありそうです。
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さいごに
アートの身体やストレスに対しての影響についてはまだまだ研究段階のようですが、アート鑑賞によるさまざまなメリットがありそうです。施設だけでなく、自宅にもアートを取り入れることで、よりリラックスして過ごせるようになり、自律神経が整いやすくなり心も身体にも良い影響がもたらされるかもしれません。生活にアートを取り入れることをおすすめします。
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