政治家にならなくたって、意見を発してもいい。それが家族でも。
最近、私は母と妹から変なやつだと思われているはずだ。
ニュースを見ながら政治関連の発言をすると、笑われる。
特に妹に。
「なに?お姉ちゃん政治家でもなるん?wwww」
私は政治家にならなくとも、別になっても、
誰しもが政治について話すのは当たり前だろうし、
なにもおかしいことはないと思っている。
そんな母と妹に対して、父はなにも言わない。
なんなら最近は隣でニュースを見ながら、意見交換もする。
それが面白かったりする。
一社会人の先輩としての意見が聞けたりするから。
先日、嬉しいことがあった。
「夫婦別姓の新聞記事読んだか?ああいう話、ぽんすけ興味あるやろ?」
と、父におすすめされた。
さすが父、娘の興味あることはお見通しらしい。
その会話がその場にいた母と妹の耳にも聞こえていたようで。
家族4人で夫婦別姓の話になった。
ちなみに、私は賛成派だ。
なんならこの名字は変えたくない。
私の苗字、珍しいし、かっこいいし、気に入っているし。
だけど母と妹はまた私を笑う。
「その人に染まるって感じでいいやん」
「結婚ってそういうもんでしょ。」
私自身、そういう考えの人もいるだろうからそこに反対はしないが選べるようになって欲しい。と思わず熱弁すると。
「またお姉ちゃん熱くなってるwww」と笑われる。
それがまたなんとも悔しい。
そんな中、父がポツリと言った。
父「選べるようになればいいのに。というかなんで今まで女の人だけが負担に感じないといけないのか、それがおかしいよな。」
パパぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
それ!それなのよ!
父「僕はママの名字になっても、どっちでもよかったけどなあ。」
なんか嬉しかった。
私の父はなんかそういうとこ寛大っていうか、柔軟性がある。
常に新しい情報を身に着けている人で。
(最近ちょっと時代に乗り遅れてる感は否めないけど(笑)学ぶ姿勢はあるし、考え方はどんどんアップデートしてはる)
それは父が学生の頃に、世の中に出てきたばかりのインターネットを専攻に研究していたってこともあるのかな、って最近思うようになった。
そういうところ、私も父に似たのかもしれない。
父がぽつりと呟いた後、少し黙った母と妹だったけれど
まだまだ理解はしていないようだ。
でも、そんなこと考えたこともなかったようなそういう人たちに
話を少しずつ振って、
今まで当たり前だと思っていたことに選択肢があることを教えて、
「どっちでもいいんちゃう。」って言えるようになればいい。
そして家族でこうした問題に対して、話せたことが良かった。
議論って言うほどにもなっていないけれど、
少しでも自分の立場と考えを伝えることができて
嬉しかった。
苗字を変えたい人は変えたらいい。
だけど変えたくない、という人に無理やり変えろ!っていうのはおかしい。
みんなが、
どっちでもいいやん。って言える社会がいい。