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【読書ログ】 『星がひとつほしいとの祈り』 原田 マハ
こんばんは。
珍しく、更新頻度高めの凛です。
先週末にお出かけをしたら、少し待ち時間が出そうだったので、その間に本を読もうと思って、短編集を買いました。
そしたら・・・お話のなかに引き込まれ過ぎて、あっという間に読み切っちゃいました。
その短編集とは・・・?
私にとっては、ちょっぴり久しぶりの(といっても、この読書ログでの登場頻度はかなり高いですが!笑)原田 マハさんの本。
この本と出会ったきっかけも、1本のnote記事でした。
前回短編をご紹介したときに思ったのですが、短編は記事で紹介するのが難しい!!笑
どのお話も、引き込まれちゃうぐらい素敵だからこそ、余計に。
この『星がひとつほしいとの祈り』は、20代〜50代の女性たちが主人公。
それぞれが、ときに悩み迷ったり、悲しみを抱えていたりしながらも、希望や光を見出し、前に進んでいきます。
菜穂さんが記事でご紹介されている、「寄り道」というお話のなかの、この一説、私もすごく好きです。
迷ってもええねん。それが人生やもん。
そして、いくつかあるお話のなかでも、「寄り道」が一番好きで、最後はボロ泣きしていました。
(詳しくはぜひ・・・読んでみてください^^)
身近な人が、何を思い、どう生きてきたかの軌跡を意外と知らなかったり、心の奥底で思っていることを、なぜだか意地を張ってしまって、素直に伝えられていなかったり・・・って、結構ありませんか?
その思いや願い、届けそびれないようにしたいし、受け止めそびれないようにしたいなぁと、改めて思いました。
それは、この本のなかで「後から知る」切なさや後悔のようなものを感じる瞬間があったから。
一方で、そこに光を見出し、歩いていく彼女たちの姿を見ていると、「すべてはベストタイミングで起こっている」とも捉えられるのかもしれません。
なんだか、ネタバレしないように書こうとしたら、いつも以上に言いたいことが伝わりにくい文章になってしまいました(苦笑)。
菜穂さんも
人物も、情景も丁寧に描かれているので、気持ちがスーッと惹き込まれるし、文章に愛が溢れているように感じます。
と書かれており、私もとっても共感。
原田マハさんの文章は、優しいタッチながらも、しっかり情景が目に浮かぶので、いつの間にかその世界に引き込まれてしまう・・・そんな魅力があります。
それに・・・私が大好きなもう1冊の短編集『インディペンデンス・デイ』も、今回の『星がひとつほしいとの祈り』も、女性たちの生き様を垣間見させていただくなかで、不思議と、自分のことも愛おしく思えるような感覚がありました。
きっと、絶妙に共感できるお話のなかの主人公たちを通して、自分のことを見ているような部分があるからかもしれませんね。
う〜ん、なんだか今回もまとまらない感じになりましたが(笑)、また気ままに、楽しく書いていこうと思っています。
次はまた・・・まったく違うジャンルの本を、紙の本で買ってみました。
読み切るのに時間がかかりそうなので、しばしお休みかもしれません。
本日もお読みいただきまして、ありがとうございました!!