Vol.5.2 アナログ人間とパソコン
本日9月28日はパソコンの日だそうです。
パソコンで思い出すのは、私が初めてパソコンに触れたのは小学4年生の時。
この頃から家庭でもようやく普及し始め、通っていた母校にもパソコン授業がやってくるとの噂がまことしやかに流れた。それを裏付けるかのように学校敷地内に空いていたスペースに新校舎が増設、学校内でもパソコン授業開始の情報も解禁され、満を辞してパソコンの授業が始まりました。
パソコン授業は主に週1程度で高学年からでパソコンは2人で1つ。教室の席順で隣の席の人と交互で使用した。その時は理科の授業だっただろうか。パソコンでメダカを育てて、最後にはメダカの一生を複数ある選択肢から選んで並べ替えるというクイズをしていた。
パソコンに触れるまでは紙や鉛筆で文字や絵を見ていたから、パソコンが家庭用ゲーム機みたいで新鮮で楽しかった。しばらくすると我が家にもパソコンがやってきて、私はペイントとソリティアをやっていた。
私の中でパソコンはおもちゃのようなものだった。好きなイラストは描けるし、簡単操作のゲームもできる。でも、パソコンが日常化していくにつれて私はパソコンに対して苦手意識を持つようになった。
①パソコンの初期段階があれこれややこしい。
②パソコンが急にフリーズする(←なぜだ?なにが気に入らないんだ😰)
③各ソフトをうまく使いこなせない(←色んな操作があってわからない🤪)
一度つまずいてしまうと苦手意識はドンドン膨らんでいった。自分はアナログ人間なんだと決めつけて出来るだけパソコンと距離を取ろうとするも、学年が上がるたびにパソコンを使用する頻度は増えていった。進学した大学(建築専攻)ではついにパソコンで建物の設計図を書くCAD履修を余儀なくされた。手で書く方が早いのにとかヒーヒー言いながらもなんとか凌いだ。
その後もなんだかんだでパソコンを使った仕事を転々として、今では学生時代に苦労しながら経験したソフトたちで仕事ができている。過去の苦労が報われた瞬間だった。
ありがとうパソコン。あの頃の自分。よく頑張った😭
これからもパソコンを始めとしたIT化がドンドン進む現代。ネット環境に救われたり便利さを痛感することももちろんあるけど苦手意識はなかなか拭えない。
1人のアナログ人間はその波にしがみつきながら、今も相変わらずネット決済やネット予約やらにヒーヒー言いながら過ごす日々を送っている。