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英語学習応援コラム【第3回】資格試験の活用について

これから英語の勉強を始めたいという方や、今勉強しているけれどなかなか思うようにいかないという方へ、私自身の経験をもとに、学習への一歩を踏み出すヒントにしてもらえるようなお話をしたいと思います。全4回シリーズの第3回です。

第1回 英語力を高める勉強とは
第2回 学習ツールの選び方(前編後編
第3回 資格試験の活用について〈今回〉
第4回 勉強を継続するコツ

第2回では、英語の学習ツールをご紹介しましたが、その中のひとつである資格試験についてお話したいと思います。

資格試験を受けてよかったこと

私は英検とTOEICをメインに受けてきましたが、受けてよかったと思うことは2つあります。

1.自分の英語力を証明するものを持てた

私自身、留学経験などがなかったので、英検に合格したことで自分の英語力に自信がつきました。
ただ、英検1級に合格したから“英語マスター”になれたかというと、あくまでも試験に合格しただけなので、特に英語を使う(書く・話す)訓練はこれからも必要だと感じています。

2.勉強のペースメーカーとして活用できた

学習には目標があった方がやはり張り合いが出ます。日程があらかじめ決まっている試験に向けて勉強を進めることで効率よくスキルアップできたと思います。

試験勉強に取り組む際のポイント

これから取り組もうとされる方にお伝えしたいのは、試験対策は過去問をメインにやった方がよいということです。TOEICは過去問がないので公式問題集がそれに当たります。
世の中には星の数ほど参考書があるので、あれもこれもとなってしまうのですが、まずは過去問を解いてみて、足りないところを参考書で補うというイメージを持っておくとよいと思います。

あとは、やはり試験対策なので、形式変更など試験に関する情報収集も大切です。英検は2024年度から一部の級で問題形式がリニューアルされるとの発表が出ています。

参考:2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアル
https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/

形式変更されたら過去問をやるのは無駄なのでは?という疑問もあるかと思いますが、基本的には過去問をベースとした勉強は有効だと私は考えています。理由としては、試験の形式は一気に変更されることは少なく、試験全体のカラーも大きくは変わらないからです。今回の英検の形式変更も、Readingパートは問題数が削減されるだけで問題そのものの形式変更ではありません。(代わりにWritingパートの比重が増しています。)また、各試験のカラーという点では、例えば、英検で出されるようなグローバル経済の功罪といった話題がTOEICで出題されることは考えにくいです。

次回のテーマ

英語学習いざやってみようと始めてもなかなか続かない…。そんな経験はありませんか。次回は最終回となりますが、勉強を継続するコツについてお話します。

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