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まさに名曲の宝庫!ミュージカル「モーツァルト!」My Favorite Songs

ミュージカル「モーツァルト!」は、音楽家モーツァルトの生涯を描いた作品で、美しく情熱的なナンバーが物語を彩ります。私も大好きな作品で、映像を含めて10回以上鑑賞しています。

以前、「星から降る金」をご紹介しました(記事リンクはこちら)が、他にも心に残る素敵な曲がたくさんありますので、特にお気に入りの3曲をご紹介したいと思います。

「僕こそ音楽」
〜誰がなんと言おうと好きなものは好き

僕こそ ミュージック
ミュージックだけが 生きがい

とにかく音楽が好き。自分は音楽を愛しているし、愛されている。そして、そんな自分をありのまま受け入れてほしい。瑞々しくてどこか危ういモーツァルトの気持ちがあふれる一曲。

「好き」という気持ちは自分だけのもので、そこに理屈はなく、誰かに決められたり、評価されるものでもない。だからこそ無限のパワーを秘めている気がします。エビデンス、ロジック、コスパ、タイパなんて関係なし!ですが、物語では、モーツァルトはどんどん周りの悪い大人に翻弄されていきます…。

「影を逃れて」
〜本当の自分はどれなのか、何なのか?

自分の影から 逃がれられるのか?
自分の過去から 解き放されたい
心捨てれば 忘れられるのか
自分の影から 自由になりたい

このミュージカルの中で、「僕こそ音楽」が“陽”のテーマソングならば、この「影を逃れて」は“陰”のテーマソングではないかと思っています。
天才音楽家として成功をおさめる一方で、自分ではない自分がひとり歩き。自分だって自分のことがよくわからない。そんな叫びを歌っています。

「自分の影から自由になりたい」という歌詞にドキッとさせられます。
私は大して成功した経験はありませんが、うまくいった時の自分に、「もっと上をめざせ」と呪われているような気がすることがあります。他人からのプレッシャーより、自分自身がかけるプレッシャーのほうが辛いのかもしれません。

「終わりのない音楽」
〜永遠に続くものはない、けど、あの時に戻りたい

終わりのない音楽が この世にあるかしら

永遠に大人にならない 子どもがいるかしら

モーツァルトの姉ナンネールが歌う一曲。かつて父レオポルト、弟モーツァルトとともに演奏旅行をしていた頃を思い出し、すっかり変わってしまった家族との関係と、音楽の道を諦めた自分の人生を嘆きます。

平家物語でも語られるように、諸行無常、この世にあるものは変化し続けます。でも、願わくば、時を戻したい、あの頃の幸せな時間に舞い戻りたいと思うこともありますよね。
家族の笑顔、美味しいごちそう、素晴らしい風景。楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。一瞬一瞬を大切に生きないと、と思い出させてくれる曲です。


実際にミュージカル「モーツァルト!」を観てみたいと思った方へ

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
どんなミュージカルか観てみたいな〜と思った方、朗報です。現在、帝国劇場で公演中です!その後、全国ツアーがあり、11月には博多座公演のライブ配信も予定されています。

詳しくはこちらの公演サイトをご覧ください。

ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです!

画像出典:https://www.tohostage.com/mozart/toujitsu.html
歌詞出典:「モーツァルト!」 ハイライト・スタジオ録音盤CD
https://mall.toho-ret.co.jp/category/MU_MOZART/TOHO_E_0508.html

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