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【ジブン株式会社ビジネススクール】弱者の戦略 chapter 2 悔し涙を嬉し涙に変えた「スピード」

2度目の社内表彰を獲得した。
初めての受賞は若手向け特別賞だった。
今回は最優秀賞。
グループ企業含めて社員数万人の会社の営業職。
未就学児2人の子持ち、ほぼワンオペ家事育児。
残業時間は最小クラス。
目標対比の達成率と、自己啓発システム利用時間は突出していた。睡眠時間を削った。しんどさ以上に、やりがいを感じたから、気付いたらできていた。
休職して数ヶ月。いつからか夢見ていた、「海外で暮らす」の希望を叶えた私は、異国の地で、受賞の連絡をもらった。

仕事が天職と思えるほどになった、というと、十数年前の、入社して初めて配属された部署の同僚が知ると、驚くと思う。

私は入社当初は「すぐに辞めそうな子」だった。
社内でもクライアントからも怒られて、泣いてばかり。
社内試験の点数も悪い。
もちろん営業成績なんて目も当てられなかった。
でも辞められなかった。奨学金の返済があった。
私を信じて連帯保証人になってくれた叔母。
目を真っ赤にしても出勤し続けた。

ある晩、私はまた泣いて帰っていた。
いつもなら同僚と飲んで憂さ晴らしするけど、その夜はなぜか1人だった。何があったかは忘れた。

しっかりと覚えているのは、その帰り道、普段全く接点のない先輩とばったり会い、泣いている私を見て、そばを奢ってくれたことだけ。
何を話したかよく覚えていないが、「とにかくスピードだけを考えて動け」という言葉は私にしっかりと残った。その翌日から、クライアントからの依頼事項には、とにかくスピードを重視して対応した。

それから数年。スピード重視の対応が成果に繋がったのかは定かではないけど、私はクライアントからの信頼を得て、少しずつ数字に繋げることができてきていた。いつの間にか、辛くて泣くことはなくなっていた。若手向け特別賞をいただいて、転勤になった。
「女の子を担当につけるなんてウチの会社も舐められたもんだね」と、初めての訪問の時に私に面と向かって仰った社長が、最後の転勤の挨拶の時は、「取引が太くなったのはりんごまさんのおかげ。りんごまさんがウチの会社の担当でよかった」と言ってくれた。嬉しくて、泣いた。

「スピード」いつの間にか私の座右の銘になっていた。どんな部署に異動しても、スピードだけは重視した。結果へのスピードを求めると、相手へのコミュニケーションが重要になる。大切なことは、曖昧にせずに、その時にはっきりと聴けるようになった。

そんなことを書きつつ、張り切って入学したジブン株式会社ビジネススクールの2回目の投稿は、なんとこんな年末になってしまった。。

今、私は夫の転勤で、休職して海外に住んでいる。一旦立ち止まれたこのタイミングで、ほぼ営業しかしてこなかった、私の価値を言語化したい。
だいぶ遅れてますが😂それこそスピード!で、アウトプットしていきます😄


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