それって本当に学童?
「学童保育(学童 ※ここでは以下、学童で統一します)」を知っていますか?
実は、「学童」って地域によって様々で、「知ってるよ!」と思っている方も、それは「学童」ではないこともあるくらい、話している人同士で違うものをイメージしている場合があるのです。
そもそも「学童」は通称・略称で、法律(児童福祉法)上の正式名称は「放課後児童健全育成事業」といい、厚生労働省が所管し、市区町村の主導のもと公営または民営の団体に委託して実施される事業です。同省の省令や局長通知などでは「放課後児童クラブ」が用いられます。
「放課後児童健全育成事業」は、児童福祉法第6条の3第2項の規定に基づき、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校の子どもたち(放課後児童)に対し、授業の終了後に児童館等を利用して適切な遊び及び生活の場を提供して、その健全な育成を図るものです。
その名称は、自治体や設置管理者により「〇〇児童クラブ」「〇〇学童クラブ」「〇〇学童保育所」などなど、さまざまなものが使われています。
それだけでなく、最近では塾などが、「小学生の放課後の預かり+塾」という形態の施設を「学童」という名称で運営し、その数が増えていて、ややこしさに拍車をかけています。
ということで、今まで学童だと思っていたものは、法律で定められている「学童」ではないかもしれません。
…学童について書こうと思い立ち、ここまで前置きとして説明しただけで疲れてしまいましたが…💦
私が勤務していたのは、「放課後児童健全育成事業」の公立の学童と私立の学童です。
まずは、この公立の学童について、次回からお話したいと思います。
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