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”親がこどもをみてもらうために理由が必要”な社会をいつまで続けるのか。

学校や保育園が長期休みに入る前後になると、いつも沸き起こる論争がありますね。
「親の仕事が休みなのに子どもを学童や保育園にあずけるの?それってどうなの?」と。

私たちはこのやりとりをいつまで続けなきゃいけないんでしょうね。

なぜこのやり取りが終わらないかというと、親が仕事をしているからとか何か”特別(親が子どもをみることができない)な事情”がないと子どもをみてもらえる場所がないから、私たちは永遠とこういう論争をしないといけないんですよね。

この状況って、子どもの人権がある状態とは程遠い話で、子どもの事情は完全無視で、親ありきで子どもの居場所も決められている状態なんですよね。そこに子どもの意思はありません。

子どもの権利として、安全で安心な場所で過ごす。そこに親の事情は関係ない。そういう社会で私は暮らしたいし、私の子どもたちにもそういう社会の中で子育てしてほしい、私はそう願っています。

そのためには、私は男性も女性も同じように子どものそばにいる時間を増やすことが必要だと考えています。そこから全てが始まると思っています。日本はここのところ、一部の人だけが子どものそばにいることで、いろんなことを成立させてきたのでしょう。でもそれはもううまくいかなくなってきていて、しわ寄せを強いられている人たちから悲鳴が上がってきています。

女性と男性が完全に同じ負担で同じことをしなきゃいけない…そんな極端なことを言っているのではなく、女性と男性が同じ程度に行う選択ができるようになる基本的な仕組みが整い、人の意識も変わることが大切だと思っているという話です。その上で、パートナー同士が話し合って決められるようになる世界が良いのではないかと思っています。

暮らしを営むってなんでしょう。子どもを産み育てること、仕事をすること、生活する場所を居心地が良い場所すること、おいしいものをつくって食べること、好きな人と好きなことをして楽しむこと…みんな繋がっていてどれも大切なことです。ひとりひとりがひとりぶん、まずはできるようになる。生まれてすぐにはできないから、最初は大人に助けてもらう必要があります。少しずつ成長して、ひとりぶんができるようになったら、時には人の手助けもできるかもしれない。人の役に立つことは喜びになります。いつか子どもも大人になって今度は助ける側にまわる。そうやって世界はぐるぐる巡っていくのだと思うんです。

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