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Rin
2024年11月2日 20:18
※一条岬さんの『今夜、世界からこの恋が消えても』のオマージュ作品です。翌朝、僕は登校途中に空を見上げた。五月の空は高く、青い。もう少しで終わってしまうが、僕は五月が好きだった。それは昔、姉から五月病を嘘の意味で教わっていたことが関係していると思う。桜も散り、四月の忙しない時期を過ぎると人が落ち着ける季節になる。若葉を眺めたりして時間を過ごせるようになり、皆んなが少しのんびり屋さんになる。それが