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妻が脳梗塞になった#7

リハビリーが始まり早1ヶ月が過ぎた。
節々に違和感はあるが、何かに掴まりながら、なんとか歩けるようにまで回復した。
手もピアノを弾ける程ではないが、動き、掴み回復の兆しを見せている。


【脳梗塞家族が強くする】

不安から様々な感情が沸き起こってくるのだが、日々は単調だ。
シングルファーザーになったが、1ヶ月経った今もこなせている。
子どもも2歳児は両親に預けているが、小2の子どもは、慣れて来て、状況も理解してきている。
我慢している様子もなく、前向きだ……
がっ?テストで50点を取るようになった。
別に学校の問題など出来なくても良いのだが、今まで言わなかった宿題をさせるようにしてみた。ゲームも2時間まで。まぁ普通よりちょい甘かね。ゲームも本来一日中やっていようが自由だと思っている派なのだが、ぼーっとする時間や、なにかに興味を持つきっかけが減ると思い、試験的にやってみている。
どちからと言えば、子に与えた試練は、食育と瞑想。瞑想は約5分。食育は偏食だが、腸内環境を整えることを重点的に考え行っている。

【気持ちだけじゃない。リハビリー以外を変える試み】

私は一型糖尿病なので栄養素に関しては、かなりうるさい。
そして入院している者にとって活力は大事であると考えている。
そのために面会を週5~6で行き話をし、時には怒り感情を揺るがしまくっているわけですが、それだけじゃ足りないと考えた。
体内から活力を見出すために何が必要か。
そうですね。みんな知っているテストステロン値を上げる事ですね(知らんか笑)
そこで病院の先生にお願いしてもらい、クレアチン、納豆、日光浴の3点の許可を申請してもらった。
結果は、全てOKが出て、その日のうちに納豆5セット計15個。クレアチンはOKが出たが、その場で担当医が、色々調べてくれたらしい。 
その他にも隠しメニューとしてプロテインも持ち込みでOKであることが、今回求めたことで分かった(いや、最初に教えてよ……)

【クレアチンやプロテインは筋トレやダイエットだけじゃないよ】

テストステロン値を上げる事のメリットは、文献でも論文でも読んでくれれば良いが、要は活力も、上がるということです。
どうしても家族がリハビリーの何かをしてあげられるわけではありません。
リハビリー施設に行っているならリハビリーの事は、専門知識がある担当に任せるしか方法は、ありません。
じゃあ私に何が出来るのか。
糖尿病の時に習った栄養素ですが、正直古い部分もあります。
仕方がありません。リハビリー病院ですから食育は専門外です。
食塩量と脳梗塞ならタンパク質と脂質を考慮されているメニューが出る。で、止まります。
しかしながらリハビリー事態を試行錯誤し、集中して行うテンションを持続することは重要だと考えました。そのためには食。
特に女性はクレアチンを貯蓄できる値が男性に比べれば少ないので、補えるなら補えと考えました。また、ちょうど北向きに窓がある部屋なので、日光が当たりづらいです。
納豆であれば食塩も少なく、ビタミンDが摂取しやすい。毎日食べても日本人なら、さして問題ない人が多く、妻も問題なく食べる。
キノコ類は流石に持ってこれなさそうなので聞いていないが、ご飯のお供なら良いかと思い、納豆の許可を得ました。
人間、100%頑張ることなんて、中々難しいはずです。
リハビリーも気が乗らない時もあれば、やってはいるけど気力が途切れたりすることもあります。そんな気分の浮き沈みを減らすためにも、テストステロン値を上げ、更に筋肉を追い込みやすくするためにもお願いさせてみました。
脂肪が減るだけでも活力が湧きやすくなりますし、プラスの連鎖を起こすためにも必要だと考えたのですね。


病院朝飯

そして、納豆を渡した初日朝飯。
ま・さ・かのパン笑
かけずにそのまま食ったそうな。
持ってないな……オレの嫁笑

【次はプチ断食をお願いしてみる】

まだ結果は出ていないが、プチ断食も活力を上げるのに効果があると考えている。
ようは飢餓状態を増やすと活力が上がる。
結果脳に良いと考えたからだ。
ただでさえ少ない病院食を1食抜くと、栄養不足になりがちの可能性もあるため、朝食分を昼に回せないか、確認を取ってもらっている。
デメリットとしては、楽しみの少ない病院で、1食楽しみが減るのは苦痛ではあるだろうが、本人に勧めたところ「出来ることはやりたい」とのことであった。
飢餓状態になれば脳が活性化されるはず。
こう仮定してお願いすることを決めた。
カロリーは一緒だが、食事を摂取する時間をずらすということです。
結果はまたお知らせしたく。

【集中力をあげるために更にミッション】

リハビリーにはなるべく集中して、取り組んでもらいたい。そういう、思いから妻には「瞑想」をするように伝えた。
底なしに暇な病院では続けられているそうで、集中力が上がったかどうかのデータはないが、本人的には気持ちが安定しやすくなったようだ。これは妻にとって良い方向へと進んだ結果となった。

【出来ることを全部やるということ】

ある程度知識があったから出来たことも確かにあったとは思います。
脳梗塞=瞑想やクレアチンなんて出てこないですもんね。
でも出来ることを全部やって、後悔のないリハビリー生活を送らせたいのですよ。
知りうるものは全部やった。 
それで動かない箇所があっても致し方ない、ある意味運次第の病気です。
だから確率が上がりそうなものは、全部やりたい。あの時あーしておけば、もう少し回復したかもしれない。こうは思いたくないのだ。
後にもっと知見が広がって「この方法があった、試してなかった」もあるかもわかりません。それでも今できることを最大限やりたいのです。

                                                                     凛1129



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