パブロフの犬とブランドの定義
こんにちは、国武凜(くにたけりん)です!
スナックCandy大阪のママをしたり、ピアスブランドLUXER MOON(ルクサームーン)のオーナーをしたり、近畿大学生をしたりしておりまーす!
今回は「パブロフの犬とブランドの定義」というテーマでお話ししていきます、よろしくお願いします!
▼ラジオやってるよ▼
パブロフの犬実験
僕はピアスブランド「LUXER MOON(ルクサームーン)」のオーナーをしております。なので普段から、息をするようにブランドについて考えているわけですが、その中でさまざまなブランドにまつわる本を読んでいます。
今だと「KENZO」 ブランドの立役者「高田賢三」さんに関する本と、「ザ・ブランド・マーケティング」という分厚い本↓↓
今回の記事では、後者の本の内容を引用しつつ、「ブランドって、どうやって定義する?」みたいなところをお話ししようかなと思いマッスル!
ブランドの定義をお話しするときに重要なのは「パブロフの犬実験」。こちら、ブランドに関する本をいくつも読んでたま何度か遭遇する概念・実験なのですが、ご存知ですか?
この実験の概要を説明しますね。
まず、犬に餌を与えます。その時、与える前に必ずベルを鳴らしてから与えるようにします。それを何度か繰り返した後、ベルを鳴らすとその犬はどういう反応を見えるのか、観察してみました。
すると、餌を見してないし、そもそもそこにないのに、ベルの音を聞いただけで、よだれがでたんです。
つまり、ご褒美をもらうときに起こる脳の反応・変化が、ベルの音を聞いただけで起こるようになっちゃったということです。
脳の可塑性についてはさまざまな実験が行われていますが、まさにこれ。動物の脳は、かなり柔軟で、何歳になっても変化することが立証された有名な実験の一つです(間違ってたらすいやせん!!!)
パブロフの犬が思い浮かべたもの
以上のことを踏まえた上で、ここからは「ザ・ブランド・マーケティング」の第1章「ネコも杓子もブランド志向」の「パブロフの犬が思い浮かべたもの」から一部抜粋させていただきます。(章のタイトルだけでおもろい!!😂😂)
もうひとつ、以上のことをわかりやすく説明する例があります。
今、目の前にコーヒーが入った二つの紙コップがあるとします。左の紙コップには何も描かれていない、真っ白な紙コップです。右の紙コップには、「スターバックスのロゴ」が描かれています。
さて、あなたはどちらにより多くの金額を払いますか?
僕だったら右。
左の紙コップには、100円が妥当かなと思いますが、スタバのロゴが描かれていたら500円でも払うかもしれません。
つまり、ブランドとは、期待であり、約束であり、保証なんです。
そしてブランドを創るのは、企業でも、お店でもありません。顧客自信です。
ブランドは本質ではない。クオリティありきだ!
ミシガン大学ビジネススクールのC・K・プラハミッド教授とヴェンカトラム・ラマスワミー教授は、消費者が経済という車の運転手になったこの時代で商品は「顧客が経験を得るための単なるモノにすぎなくなる」と指摘しています。
よく言われる「モノ」から「コト」へ、はまさにこのことを言い表していますし、ユーザー体験という言葉が生まれたのもこれぐらいの時期です(具体的には1995年、ドン・ノーマンによって提唱されました)。
僕らは商品それ自体に価値を置いているというよりかは、その商品を使った先にある体験・経験に重きを置いています。そしてブランドの役割は、この体験・経験をより高次なものにすることです。
フェラーリそれ自体に価値があるのではなく、それを購入することで得られる「世界観(ブランド)への没頭」「帰属意識」に価値があります。
なので僕らは商品・サービスの「その先」を設計しなきゃいけないのですが、商品・サービスがうんこだとまずスタートラインにも立てません。
クオリティが低くてもカバーできるという話ではなく、そもそもブランドの起源が示すように、高クオリティが前提です。
ブランドは本質ではないことを、意識しなきゃいけませぬ!!
とはいえブランドってめちゃくちゃ重要で、パブロフの犬実験がまさにブランドだよというお話をさせていただきやした〜〜!
こどもたちに「生きるちから」を!
最後にお知らせです!
僕の地元・大山崎にあるお店「味彩」さんのオーナーシェフである加藤さんが、今クラウドファンディングに挑戦されています!
現時点で100万円越えの支援が!!すごすぎる…!
(僕も1万円で親子体験授業を開催する権利を買わせていただきました!)
こどもたちに「生きるちから」を育むための学びをお届けする学習塾のために、どうかご支援よろしくお願い致します!!
ご支援ありがとうございます!!これからも皆様をワクワクさせられるような記事を書いていきます!!