1970年代のDAO
こんにちは、国武凜(くにたけりん)です!
ピアスブランドLUXER MOON(ルクサームーン)のオーナーをしたり、武田塾布施校で主任講師をしたり、近畿大学生をしたりしておりまーす!
今回は「1970年代のDAO」というテーマでお話ししていきます、よろしくお願いしまーす!
西野亮廣講演会
すいません、本題に入る前に告知だけさせてください。
西野亮廣講演会が全国各地で開催されます↓↓
・1月16日(月)
近畿大学にて学生限定で開催されます(チケットは公開され次第共有させていただきます!)
・1月28日(土)
静岡県の浜名湖で開催されます。僕はスタッフとして参加させていただきます!チケットはこちらから(残りわずか!)⤵︎
・2月22日(水)
愛知県岡崎市で開催されます。こちらもチケット残りS席とA席のみ!!
よろしくお願い致します!!
DAOとは
では本題です。
今回は「1970年題のDAO」と題しまして、「何かと結局時代は繰り返されているよね〜〜」というお話をしたいなあと思います。
その前に、DAOとはなんでしょうか?
DAO(Decentralized Autonomous Organization)は日本語に直すと「分散型自律組織」といいまして、ブロックチェーンといって世界中の人がお互いを管理することができる技術の上で成り立つ、何かしらの理念や目的に共感して自発的にできた組織・集団のことです。
またDAOの特徴は「リーダーが不在」という点です(具体的にはリーダーがいるフェーズがあってこそうまくいくのですが、その辺は今回は割愛)。学級委員会に学級長がいないみたいな感じでして、その集団が今後どう動くかは1人1票でみんなで決めようよ!といった特徴があります。
例えば僕が入っているDAOは「CTD(Chimney Town DAO)」です。
このDAOは、「えんとつ町のプペル」というIPが中心となって回っているDAOで、プペル関連のNFTが売れたときでる売り上げは全額CTDに溜まっていって、そのお金の使い道をみんなで決めようよといった感じで動いたり、絵本えんとつ町のプペルを子供たちに支援するためにDAOに溜まっているお金から1000冊分絵本を買って子供に届ける、みたいな活動をしています。
ざっくりDAOとは「共通の目的を持つ人々が自発的に集まり活動する、リーダーがいない集団」とだけ覚えておいてください。
もっと詳しく学びたい方はこちら↓
1970年代
先日僕は落合陽一先生の新書「忘れる読書」を読んでいました。するとこの本の中で1970年代のことが書かれてありまして、「えっ、現代と全く一緒じゃねえか!!」と思ったので、どこが同じなのか知るためにまずは1970年代という時代を振り返ってみましょう。
1970年代に起こった大きなことの一つに「第一次石油危機(1973)」が挙げられます。この時期に出た本は、例えば「スモール イズ ビューティフルー人間中心の経済学」だったり、例えば「コンヴィヴィアリティのための道具」だったり。また、1972年にはローマ・クラブが「成長の限界」お題した有名な研究報告書を出したりもしています。
つまり、この時期にはすでに資本主義に対して疑問が呈されていたし、疑問をもった人々によってアソシテージョニズム(共通の目的を持つ人々が自発的に集団を作り、活動すること)が形成されたし、「これ以上成長しても環境が壊れていくだけだよね」というムードが存在していた。
こうやって振り返ってみると、2020年代から散々言われている「脱成長」も「DAO」 も「環境問題」も、実は実は70年代のリバイバルであったということがここからわかります。
環境問題や資本主義がやばいみたいな話は自分が中学生の頃から散々聞いているので、今更脱成長とかグレタ・トゥーンベリさんのお話されていることに目新しさは感じないのですが、一方でDAOという概念すらも70年代のリバイバルだったとは、かなり衝撃を受けました。
70年代のDAOはアソシエーショニズムです。
アソシエーショニズムとは、日本の哲学者柄谷 行人(からたに こうじん)が指す「まったく自発的に、その度ごとにそれまで全く無かったものであるかのようにして出現する」ような社会構成体のあり方であり、とある目的や理念をもとに集まった機能的集団であります。
カールマルクスの先輩である哲学者のモーゼス・ヘスによると、人間は自分の意思や理念ではなく資本のもとで協力してえっさこいさと協力して働いていますが、資本がもしなくなれば人々は理念や目的を軸に協業できるようになり、そのような社会を「有機的共同社会」とよびました。柄谷の指すアソシエーショニズムはこれと全く同じであるといいます。つまり、アソシエーショニズムとは、資本の支配から自由になった協業・分業体制についての思想と言うことができるでしょう。
DAOの成功条件
こうやって歴史を紐解くと、DAOという一見最近生まれたような概念の「成功条件」ですらも訓み解くことができます。
モーゼス・ヘスや柄谷の指すアソシエーショニズムから逆算すると、資本に囚われている以上はどうしたってDAO的コミュニティは理念ではなく資本によって駆動され、そうなるとよりリソースを持つ人間によってDAOは私物化していき本来の目的とは整合性のない組織に変化してしまいます。つまり、成功するDAOは資本による支配から解放された超お金持ちもしくはお坊さんによって構成されなければいけないということです。
歴史を勉強してみると、大体のことは昔のリバイバルverであるということがわかりますね。面白すぎる!!!
ということで今回は「1970年代のDAO」というテーマでお話させていただきました。今日も素敵な1日をお過ごしください、国武凜でしたーーー!!
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