データが資本になる時代
データが資本になる時代がきた。
というか元々データは資本である。しかし、この認識がまだまだ日本には浸透していない。
例えば太平洋戦争でのミッドウェー作戦。
武力でいうと圧倒的に日本が優勢だったこの海戦、なぜアメリカに負けたのか。それは、アメリカが日本海軍において最も用いられていた戦略常務用の「海軍暗号書D」の解読に成功していたからだ。アメリカの司令長官はこれにより、日本側の計画を日本の部隊長と同等レベルで知っていたのだ。これが、アメリカが勝てた最も大きな要因だろう。
データは資本だ。
特にデジタルプロダクトを扱っている企業なら尚更、データの重要性は底知れない。
データが資本の時代には、全ての企業がユーザーを知り、ユーザーに直接販売する努力を重ねるだろう。そして、その結果企業とエンドユーザーの間を取り持つことで利益を得ていたAmazonや楽天などの巨大プラットフォームから課されている厳しい取引条件をできるだけ避けるように動くはずだ。
データは資本だ。
僕らはたくさんの製品・サービスを無料で使うことができる。僕は今、無料アプリ「note」を使って皆様に記事を届けている。
なぜ、企業は無料で製品を提供しているのだろう。
優しいから?
慈善活動のため?
そんな甘いもんじゃない。
製品が無料で提供されているということはつまり、それを使用するユーザー自信が製品になるからである。
恐ろしいと感じるかもしれないが、もう僕たちはすでに企業の製品になっている。
データは資本だ。
Googleがあそこまで「データ」という概念に固執しているという事実を考えると、これからの時代、より多様なデータを持つ企業が強くなるのは間違いない。データをいかにうまく取るか、法律を武器に立ち向かってくる国とのせめぎ合いの中で、僕らのプライバシーはいかにして守られるのか、はたまた筒抜けになるのか。
よく考えなければならない。
【追記】
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