経験価値のデフレ
こんにちは、国武凜(くにたけりん)と申します! 「LUXER MOON(ルクサームーン)」というピアスブランドのオーナーをしたり、大阪ミナミのホストクラブ「ATOM ROYAL」でホストをしています!
ホストの組織構造の良いところ
noteで最もおすすめのクリエイターはパブリック・スピーカーの山口周さんです。
彼の発信からはキャリアに関する様々なヒントを貰えるのですが、特に先日配信された「クリティカル・ビジネスを生み出すアクティヴィストのために」は特に多くの気づきを得ました。
特にヒントを得た部分は以下の通り
1.近年は多くの企業で上位の階層がだぶついており、「経験価値のデフレ」が起きている。
2.社会関係資本が会社内でのみ形成されていたら、本業にロックインされさらに経験価値のデフレが起きる。
詳しくは上の記事を読んでみてください。無料部分だけでも見応え抜群な記事となっておりますので。
ココ最近、肌感として「挑戦する人」を応援する文化が局所的に醸成されてきているように感じます。
新しい物事に取り組むことや、今いる環境から脱出し挑戦することは、個人的にとても大事だと思っています。その理由は価値観が多様になるからです。
限界費用ゼロ社会に近づきチャレンジするコストが徐々に下がってきている今、大学を卒業し新卒として会社に入社し何十年もいることはかなり危ないと思います。
理由は2点です。
1.好きなことがしやすい時代に視野が狭ばり行動範囲が狭まる。
2.極めて質の低い経験価値しか得られない。
1に関してはわかりやすいですね、価値観が昭和で止まってる人がゲームで食っていこうとは思わないのと一緒です。オンラインサロンやクラウドファンディング、FCやトークンという技術をインプットしていない芸能人やタレントがいつまでもテレビという名の沈む船にのみしがみつく様なものです。
重要なのは2番の「極めて質の低い経験価値しか得られない」という点です。
以前、音声メディアの方で「本を読んだり勉強をしたり資格を取ったりしてるのに一向にスキルアップしないのはなぜ?」というテーマでお話させて頂きました。
結論、「頭は忘れるが体は忘れにくいので、行動を伴った学びがないことには持続可能なスキルアップは望めないよね」といったところなのですが、換言すると「質の高い経験をしなさい」というところです。
本を読んだり資格を取るために勉強することはあくまで脳みその中での話で、それを自分の文脈に落とし込んで行動・実施という形で応用しなければすぐ忘れてしまいます。
筋トレをもともとしていた人が0から筋トレすると、筋トレをしたことない人よりも数倍のスピードで筋肉が発達するのと同じで、体は頭以上に物事を覚える能力に長けています。
学んだことを経験に落とし込まないといけないというわけですが、しかしどうでしょう。上層部が上の世代でつっかえている会社で、学んだことを試させてくれる機会を果たして新卒は得られるのだろうか?
特に日本の大企業・官僚組織ほどリスクテークを拒むので、やれる人がやり、できない人は追い出される環境にあるように感じます。
そこで得られる経験は質が悪く、そもそも学んだことを応用できないというデメリットがあります。
僕が約9ヶ月、両足を突っ込んで頑張っている「ホスト」という業界は、半年で中堅と呼ばれ、代表はほとんど20代後半という構造です。この特性上、新入社員であろうと組織構造に意見をしやすい環境でもあるし、最新テクノロジーにも寛容だったりして、要は質の高い経験がめちゃくちゃしやすい構造となっております。
ホストのエコシステム上、ホスト業界内でのみ社会資本(いわゆる人間関係)を形成する人が多いのでそこがデメリットですが、転職や副業・兼業がしやすい今、社会資本は多様性を持たせることが重要であると学べば、「知は力」という偉大な言葉の通り、行動に移せばデメリットを回避出来る。
「経験価値のデフレ」が起きている今、どこで働くかはとても重要な課題です。
ぜひ意識してみてください、現場からは以上です🔥
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