オリジナル楽曲「愛煙アイデンティティ」について

挨拶とかなんやかんや

お初の方は初めまして、天國りむるという名義で色んなことをしている者です。
アイドルだったりただの音ゲーマーだったりします。早く配信者になりたい。
金銭管理が下手でWiFiが止まったADHDです。

というわけで色々あって創作サークルを立ち上げました。サークル名を「±2(ぷらすまいなすに/ぷらまいに)」と言います。
それぞれが自分の得意分野を持ち寄って、ジャンルに縛られない作品を創ろうというなんともふんわりしたサークルです。

ですがなんと、きちんと作品を発表しています。(すごい!)
「愛煙アイデンティティ」という超重くてやかましくて忙しい曲が出来ました。
作曲全般をうえいずちゃん、作詞とボーカルを僕が担当しています。メインメロディと構成に関してちょっと口出ししたのも僕です。

そんな楽曲「愛煙アイデンティティ」について、主に歌詞の部分における解説を書こうと思います。
曲ができた経緯とかも書きます。


楽曲ができた経緯

1年?ちょっと前くらいまで僕アイドルやってたんですよね、グループの。
半年くらいお休み期間を取ってました。

その間コンカフェのゲスト出勤をさせていただいたり……それしかしてません。
あとはちょこちょこカラオケ配信とか超細々活動のようなものを続けていました。あとオンチェキ売ったり。

だったのですが久々に会った知り合い(昔お世話になった人)がアイドルの運営を始めていて、そこのアイドルさん見に行ったりしてるうちにやっぱりアイドルっていいなぁ……と思い始めたわけです。

そんなこんなで止まっていた前のサークルを色々あってもう1人のメンバーのフルノくんと一新して活発化させたりなんやかんや。
ロゴ作ってみたりし始めたんですね。

そんなところに届いたのがソロアイドルとしてのライブ出演のお誘い。
ちょうど超てんちゃんのライブ配信を見たところだったので自分もこういうライブがやりたい!と出演を決意しイベンター様に連絡を返しました。

どんな曲カバーしたらオタクたち喜んでくれるかなぁ(ウキウキ)なんて考えてたんですけど、よく考えたらサークルメンバー2人とも曲作れるんですよね。

……

オリ曲ワンチャンあるくね?


早速LINEグループで「LIVE出演決まった!せっかく人前に立てるからサークルのオリ曲作らん?」と伝えたところ快諾いただいた。

その時点で日付は7/12。LIVEは8/13。
1ヶ月でライブでやるレベルにするの?正気か?
多分誰も正気じゃねぇ。
このサークル、ADHDとか躁鬱とかそういうのしかいないので実際正気ではないと思う(そんなここが僕は大好きです)。

元々作曲:うえいず、編曲:フルノユウヤのつもりだったのですがうえいずちゃんの作曲環境が特殊だったのと、アレンジ入れなくても超いい感じだったのでそのままリリースに向かうこととなりました。
フルノくんの方の曲の話はまた次回します。

そういう経緯で出来上がったのがこの曲です。
そして僕が今日ソロ活動を休止するまでずっと一緒には頑張ってくれました(オンラインリリースはこれからですが)。

歌詞解説の後、この歌詞を書く中で僕とうえいずちゃんがどういう会話をしていたかも載せておきます。

ちなみにタイトルの「愛煙アイデンティティ」は似たカタカナ単語が並んでるイメージ……との事だったので考えてみましたがアイデンティティを使いたいのに韻踏めるカタカナ単語無さすぎー!となって漢字をあてました。
我々愛煙家だったり、歌詞の中で街が崩壊する(メンタルや関係性の崩壊の暗喩だったりする)のでそうしたい、みたいなイメージで愛煙としました。、


「愛煙アイデンティティ」歌詞解説

A
嫌悪 殺意 軽蔑吐き気苦痛非難 
後悔 崩壊 渇望失望自暴自棄

優等生?劣等生? どいつもこいつも社会の強制
社会不適合世間の洗礼 ドロップアウトからの酩酊

愛想?いっそ、そういうの キッツイ身内ノリは減点

「肯定なんて存在しない。アンチアンチアンチアイデンティティ」

自分の中に渦巻くどこまでもどす黒い感情。

劣等生として扱われ続けてきた僕達は社会から弾かれて酒や精神薬で酩酊に溺れ、自らを誤魔化すことしか出来なかった。

愛想笑いをして誰かを大切にしようとしたって「友達だもんね?」みたいななれ合いの強制やしょうもない身内ノリばかり。

本当の自分を理解して肯定してくれる人なんていない。本当の自分らしさってなんだろう。


B
汚い手で触るな
僕のほうが汚れてるから
あなたが思うより黒い黒い黒い
許して

何も知らないくせに距離を詰めないでほしい。適当な優しさみたいなエゴを押し付けないでほしい。
そう思ってしまう自分なんかに嘘でも優しくする必要なんてないよ。
本当は誰のことも信じられなくて可愛くない人間なんだよ。
それでも本当は拒絶してしまうことを、こんな真実の姿を責めないでほしい。


サビ
届け絶叫
聞こえていないなら近づかないで
壊す壊す許さない お前だけは

僕の隣で積みあがる瓦礫と死体
雨に打たれて
胸の違和感までも洗い流してほしいのに

本当はこんなに苦しいって伝えたいし、感じてほしいのに。それでも態度で分からないならもう放っておいてよ。
こんな関係なら壊れてしまえばいい。こんな気持ちにさせて、許さない。

全てを壊して心が落ち着いたはずなのに、心のもやもやは晴れないまま。


B'
歪んだ目で見ないで
繕うほど崩れていくの
いつも感じるより暗い暗い暗い
愛して

勝手な解釈をしないで。
頑張った分だけ勝手に期待されて関係がおかしくなっていく。
どんどん視界も悪くなって自分が何者か分からなくなる。
そのままの自分を愛してほしい。


サビ'
轟く咆哮
ずっと響いてる聞こえてないでしょ?
指の先が震える 誰か止めて

火が飲み込んだ街並み 僕のハラワタ
鮮紅に染まる
咲いた黒薔薇もう少しだけ朽ちないでいて

心は獣のように叫んでいるのに、気づいてないよね?
不安で悲しくて苦しくて震えが止まらないよ。誰か安心させて。

心の中ではもう全て燃やし尽くして、自分の心もぐちゃぐちゃで
黒薔薇の花言葉のような思いはまだ大切にしていたい。

※黒薔薇の花言葉=朽ちない愛情、あなたは私のもの、憎しみ
本当は人のことを大切にしたいし色んな人から愛される人間でありたい。それでも人に対しての憎しみは消えない。


どんなことを考えて生まれた歌詞なのか

この曲は作曲のうえいずちゃんの考えていたことに僕の思ったことやお互いの似通った経験を重ねて歌詞を書きました。

特に大きなヒントになったのが、会議の時にみせてくれたこのイラスト。

作・うえいず(Twitter@ueiz)

この人のイラストは一見超可愛いのですが、基本的になんらかの意味が込められていることがほとんどです。僕はそこが好き。

まさにその、一見した時の「可愛い絵だね!」と言われるとき。
優しくしてあげてるんだからという押し付け。
それに応えて自分のしたいこと(手に持つ溶けたアイス)を蔑ろにしないといけないこと。

優しくしてもらっていることは事実だし、それを素直に喜べない自分は悪い子だ。
でも、お前らに自分の何が分かるんだよ。

僕も僕で元々いい子ちゃんというか、猫を被ってしまうことが多いので少しくらい優しさ(ときにそれ以外も)の押しつけをしてもいいと思われるようです。

実際人の優しさの中で生きてきているし、お前そんなんでどの口が人を救いたいなんて言うんだよと言われたこともあります。すごく悔しかったし死にたくなったわ普通に。

だからそんなに綺麗な人間じゃないって初めから言ってるのにどれだけ予防線を貼ってもそうなるもんですね。というかそうするしか生きていることを許されないというか。

みたいなそんな事考えてたら歌詞できてました。そんなかんじです。


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こちらの楽曲ですがどこかしらで配信予定、もしかしたらゆくゆくできるかもしれないアルバムに収録予定です。
配信の方は早めに出したいなと思っていますので僕と創作サークル±2のX(Twitter)を見ながらまったりお待ちいただければと思います。


そりでは天國りむるでした。

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