見出し画像

無料の画像生成AIサービス4つ、同じプロンプトで画像比較検証してみた!

こんにちは、Midjourneyユーザーのrimiです。
画像生成AIサービスが日に日に増えていますね。無料で使えるサービスがたくさんあるので、同じプロンプトで生成した画像を比較してみました。想像以上にサービスごとにテイストが違います。今回は、会員登録すればすぐにブラウザで使えるサービスだけをピックアップしています。(2024年5月24日現在)

1. OpenArt

Stable Diffusionから派生したカスタムモデルなどが使えるサービスで、ブラウザで操作できます。ユーザー登録すると無料で20クレジットが付与されて、discordに登録すると100クレジット付与されます。

OpenArtの画面。やや複雑ですが、その分慣れたら細かい設定までできそう

お試しで作ってみた画像を以下に紹介します。

ショートヘアの女の子(写真)

かわいいですが、「AIっぽさ」がある印象

SFっぽい円形の窓と女の子(イラスト)

海外のSF小説の挿絵にありそう

文字入れ「Rimi」と猫のイラスト

短い文字なら綺麗に出せていますね。猫のテイストは私の好みではないかも

ロゴデザイン「AI school」

文字が破綻してますね。文字入れはそこまで得意じゃなさそう

まとめ

OpenArtでは色々なモデルを指定できるのですが、今回は「OpenArt SDXL」を使いました。stable diffusionからの派生ということで、AI生成画像としてネット上でよく見る雰囲気の画像が生成できたと思います。

2. Adobe Firefly

Photoshopやillustratorなど、デザインツールで有名なAdobeの画像生成AI。無料で使えます。単に画像を生成するだけなら枚数制限なし…?上記のOpenArtと同じプロンプトで生成しました。

Adobe Fireflyの画面。参照画像の設定や、テイストの設定オプションがたくさんある

ショートヘアの女の子(写真)

アイドルというよりは、親しみのある感じの女性

SFっぽい円形の窓と女の子(イラスト)

あまりバリエーションがない印象

文字入れ「Rimi」と猫のイラスト

文字はまあまあちゃんと出せてる!猫は可愛かったりイマイチだったり

ロゴデザイン「AI school」

ロゴっぽいシンプルなイラストではあるが、文字が微妙

Adobe FIreflyまとめ

Adobe FIreflyは、画像の加工やエフェクト作成に特化しているようです。そのため、ただ画像を生成するだけだと、イマイチ良さがわかりにくいかもいしれません。ただ、人物写真はいい意味で「自然な」感じなので、広告の素材などに使いやすそうです。
また、アイコンを選択するだけで色味やテイストが変えられるのは便利そうでした。Photoshopなど他のツールと組み合わせて利用する人向けという印象を受けました。

3. Ideogram

Ideogramも、ユーザー登録するだけで無料で使えます。1日200枚(?)くらい無料なので、色々試せます。マジックプロンプトという、プロンプトの自動補完機能があって、それがいい感じです。ブラウザから使えて、スマホからでも問題なく見られました。

IdeogramはUIがシンプル。生成速度は速めな気がする、使いやすい

ショートヘアの女の子(写真)

制服が創造的すぎてびっくり🤯全体的に何かチガウ感

SFっぽい円形の窓と女の子(イラスト)

Stable diffusionと少し似ているかな。ハリウッド映画っぽい雰囲気にも感じます

文字入れ「Rimi」と猫のイラスト

えーかわいい!アイコンとかに良さそうな感じ。文字もいい感じです

ロゴデザイン「AI school」

ロゴっぽいし、文字が完璧!長文にしてもちゃんと文字が出せてました

Ideogramまとめ

文字入れが圧倒的に上手い!そして、短いプロンプトでも、自動で補完してくれるためか高精細な画像が作れる印象。日本人の女性や制服についてはあまり学習していないようですが、今後のアップデートに期待です。日本語も入れられるようになるといいな。

4. Canva

Canvaはブラウザでも使えるデザインツールで、画像生成は枚数制限ありで無料。画像生成のUIがシンプルで、テイストを選択できるので、画像生成初心者には結構おすすめかもです。また、今回は「マジック生成」という機能を使いましたが、AIを使ったサブアプリのようなものがたくさんありました。

今回使ったcanvaの「マジック生成」機能の画面。色々なスタイルが選べる

ショートヘアの女の子(写真)

やや、「不気味の谷」感…?

SFっぽい円形の窓と女の子(イラスト)

これは悪くはないですね。ただ、拡大すると、顔がざっくりとした感じでした

文字入れ「Rimi」と猫のイラスト

これも、かわいい感じではあるけどよく見るとちょっと怖い…

ロゴデザイン「AI school」

挿絵としてはありかもしれませんが、文字は苦手そう

まとめ

生成は簡単なのですが、できあがった画像の細かい部分が全体的に微妙な印象でした…。メイン画像として使うのは難しいかも。デザイン素材の背景や、サブ要素として、ちょっと使う、くらいにはいいかもしれません。
あと、AIを使ったサブアプリ(?)では、モックアップを作ったり手書きイラストをかっこいい画像にしたり色々な機能がありそうでした。

比較の結果まとめ

アウトプットされる画像のテイストは様々でしたね。各サービスそれぞれ違った良さがあるので、私なりにそれぞれの強みをまとめると以下です!

  • 文字入れならideogram

  • 広告とかに使えそうな美人すぎない自然な人物写真ならAdobe

  • いろんなモデルを試したいならOpenArt

  • 背景素材などメインで使う画像じゃないならCanva

もし他におすすめのAI画像生成サービスがあるという方がいらっしゃたら、ぜひ教えてください。

おまけ1:Midjourney

せっかくなので、有料プランを契約しているmidjourneyも試しました。作例として並べておきます。

Midjourneyのログイン画面、かっこいい

ショートヘアの女の子(写真)

日本の今時のアイドルという感じ。かわいい…!

SFっぽい円形の窓と女の子(イラスト)

すごくかっこ良くてクオリティが高く感じる

文字入れ「Rimi」と猫のイラスト

文字は正しいですが、海外のデザインっぽい色味で日本人ウケしなさそう

ロゴデザイン「AI school」

ちょっと長い言葉になると文字が変になりますね

おまけ2:Nijijourney

ショートヘアの女の子(写真)

「写真」と指定しているのですが、ちょっとアニメちっくな感じに。でもかわいい。

SFっぽい円形の窓と女の子(イラスト)

とても好み、素敵。こんな表紙の小説やゲームが合ったら買ってしまう

文字入れ「Rimi」と猫のイラスト

普通にかわいい。Ideogramとは違う方向の可愛さ。japanese kawaii?

ロゴデザイン「AI school」

イラストとしてはかっこいいですが、「ロゴ」っぽくはない印象

個人的には、写真はMidjourney、イラストはIdeogramとNijijourneyが好みです。「かわいさ(cute)」の認識が自分に近いので、調整が簡単。(短いプロンプトで好みのテイストが出せる!)

みなさんはどのサービスが好きですか?

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集