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2時間で絵が上達したのはAIのおかげ。その方法と描いた絵の紹介

こんにちは、rimiです。AIが数学の家庭教師になるというデモを見て、「イラストの先生にもなってもらえるのでは?」と思い、やってみました。
結果は記事サムネの画像で、自分としては素敵に描けたと思っています!!!(AI絵ではなく、私が自分の手で描いたものです)

この記事では、具体的にどうAIを使ったのかご紹介します。


イラストの描き方をAIに教わった流れ

準備: 自分の力だけで描いてみる

(AIに教わる前の絵)

自分では「なんかいまいちだなぁ…」と思いながらも、なぜいまいちなのかがわかりません。これを出発点とし、AIに力を借りて、より素敵な絵を描くことを目指します。

手順1. 画像生成AIに「お手本」をたくさん作って、マネしたい絵を選ぶ

まず、上記の自分の絵をリファレンスにして、AIで画像を生成しました。そうすると、自分が描いた絵に色味や雰囲気が近いが、自分より圧倒的に上手い絵が出てきます。

今回はMidjourneyを使いました

生成した絵のうち、こんな感じが描きたいなあ!というのをいくつか選びます。ピックアップしてみると、描きたい絵の方向性が見えてきました。

AI作成のお手本としてピックアップした画像

手順2. 自分の絵を見比べて、参考に絵を描く

お手本と自分の絵を並べてみると、私の絵は繊細さに欠けていることがよくわかりました。
例えば、髪はもっと毛流れを意識した方がいいし、目のぐるぐるも質感が足りません。
また、目の周りを少し赤っぽくするのが私の好みだということがわかりました。

※ 今振り返ってみると、この手順3も、画像2つをAIに渡して「どこが違いますか?」と聞いてみても良かったかもしれません

どういったところに差があるのかわかったら、そこを意識しながら描いてみます!

グレイッシュな青みトーンでスタート
画面いっぱいに顔を描くのが構図取りやすそうだったのでマネ
目の周りから頬にかけての赤みを再現
細かいところを書き込んでいきます。目の大きさなどの微調整も

描き始めて1時間半、ついに完成!

AIほどは上手に描けなかったのですが、はじめと比較すると、かなりレベルが上がっているのではないでしょうか…!

Beforeも味があるとは思いますが、自分好みはAfter…!

手順3. AIにアドバイスをもらって修正する

自分としては一旦描き上がったので、画像を認識できるAIに、フィードバックをもらいます。

Chat GPT-4oを使いました。画像の送信は1日3回までは無料

ChatGPT先生は優しいので、基本的に褒めながらも、的確に改善点を指摘してくれます!特に私が参考にしようと思ったのは以下のアドバイス

背景の詳細:背景が単色なので、少し寂しい印象を受けます。背景に少しディテールを加えると、キャラクターがより引き立ちます。簡単な模様や風景を描き込んでみてはいかがでしょうか。

ChatGPT-4oからの絵のアドバイス

また、「チェンソーマンのナユタに見えますか?何が違いますか?」と聞いてみると、「ナユタの髪の色は黒または非常に濃い色が一般的ですが、このイラストの髪は少し緑がかった色に見えます。」と言われて、確かに…と思いました。自分では意外と気付けないところを客観的に教えてくれます。

髪を黒い色調に調整したり、単調な背景に模様を加えてみました。

最終版!かわいく描けたのではないでしょうか

AIに絵を教わるポイント

自分としては、思っていた以上にかっこいい絵が描けたと感じました。そして、AIに絵を教わるポイントは、「模写」と「客観的フィードバック」だと思いました。

①好みのAI絵を生成して模写する

やはり「模写」は絵の上達の近道ですが、その模写で使えるような、自分好みの参考イラストをAIで作れるようになったのは革命です。

②AIに客観的なフィードバックをもらう

客観的なフィードバックをAIが与えてくれるので上達速度を上げやすいことを実感しました。「なんか微妙なんだけどどうすればいいか分からない…」という時に、バシィッと直すべきポイントをアドバイスしてくれます。

最後に

実際に絵を描いていた時間が1.5時間なので、AIとのやりとり含めて2〜3時間程度だったと思います。「知の高速道路」という言葉を思い出しました。AIによって、いろいろな分野での学びが安価かつスピーディにできるようになることを身をもって実感しました。

今回は、自分で1STEPずつ試行錯誤してAIを先生として使いましたが、近い将来、イラスト添削に特化したAIが出てきたりするかもしれません。未来が楽しみすぎるので、長生きしたいと思いました。

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