昔の日記
毎晩、日記を書いていたのは
いつからだったろう。
たぶん、小学校5年生か6年生。
何となく心がもやもやしたとき、
友達とうまくいかなかったとき、
気になる人ができたとき、
失恋したとき。
いろんなときに書いた。
何ページも書く日もあれば、
何日も書かない日もあった。
泣きながら書いた日もあったし、
そのページを懐かしく読み返す日もあった。
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日記を書かなくなったのは、
いつからだったろう。
たぶん、社会人になってから。
ゆっくり1日を振り返る時間ももてず
ぎりぎりまで働いてバタンと寝てしまっていた日々・・・。
毎日、必死だった。
仕事のことでいっぱいで、
家に帰ってまで、仕事のことを振り返りたくなかった。
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昔の日記のことを思い出したのは、
noteに書いた自分の記事を読んだから。
こんな風に、昔も思ったことを書いてたなぁ。
なんて。
でも、もちろん昔の日記は、
こんな風に誰かに公開することはなかった。
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それから何年かして、
私は結婚した。
もし、私に急に何かあったとき
昔の日記を夫が処分するのかと思うと
申し訳なくて、申し訳なくて。
結婚間もないころ、昔の日記は自分の手で処分した。
読み返したりもしなかった。
今はもう、日記帳はいらなくて、
今日あったこととか、家族と話している。
でも、時々、心が書きたくなったら
このnoteに書いてみる。