【資格勉強#08】文系の新人SEが基本情報技術者に一発で合格したときの話 #基本情報
こんにちは。リーマン日記のコイキングです。
今回は、私が社会人一年目のときに「基本情報技術者」(以下基本情報)に合格したときの話をします。
IT企業に勤めている方やIT業界に興味ある方に向けて、資格勉強を始めるきっかけになれれば幸いです。
早速、基本情報の概要から参りましょう。
基本情報とは
正式な試験名称は「基本情報技術者試験」です。
名称が長いため、省略して「基本情報」と呼ぶ方が多いです。
基本情報についての詳細情報は以下の通りです。
《基本情報の詳細情報》
・試験名:基本情報技術者試験
・受験料:7,500円(税込)
・試験時間:午前問題90分、午後問題90分
・合格ライン:6割以上
(午前、午後問題両方)
・合格率:25〜35%前後
・試験日:4月、10月(年2回)
資格勉強を始めたきっかけ
私はIT企業に就職するきっかけで資格勉強を始めました。
IT企業の場合、役職者になるために基本情報の取得を義務付けている企業が多いため、IT企業に興味がある学生、未経験からの挑戦を考えている転職者の方は基本情報を受験することをオススメします。
(基本情報の過去問題や参考書を見て、難しそうと感じた方はITパスポートからの勉強をオススメします。)
勉強前の筆者のスペック
・社会人1年目
・私立文系卒業(偏差値50くらい)
・学生時代は開発等未経験
《受験までの流れ》
1.情報収集する
2.試験の申込みをする
3.参考書を購入する
4.勉強する
5.受験する
1.情報収集する
試験について全く知らなかったため、まずは情報収集から始めました。
情報収集する際に意識したことは、以下2つです。
①試験概要について
IPA(情報処理推進機構)が公開している情報や他の方のnoteを参考に、試験概要について調べました。
情報を集めていく中で基本情報は「試験範囲が広い」「午後問題のアルゴリズムやプログラミング言語が難しい」など、試験を受験する上で役に立ちそうな情報を調べました。
②勉強方法
について
先ほどと同様、他の方のnoteを参考に、勉強方法について情報収集しました。
たくさんの方が基本情報の勉強方法について発信してくれていますが、何か共通点があるのではないかと考えて調べていました。
2.試験の申込みをする
試験を申し込む際に気を付けないといけないことは、以下2つあります。
①試験日について
試験は毎年上期(5~7月)と下期(10~11月)の年2回実施されます。
そのため、試験日に合わせて申込みしましょう。
(大体、試験日の3ヶ月前から申し込みできます。)
②試験実施会社について
試験を管理しているのはIPAという政府実施機関ですが、試験を実施しているのはプロメトリック社という民間企業になります。
そのため、プロメトリック社のサイトから申し込みしましょう。
(プロメトリック社とは、CBTなどテスト実施を中心に行なっているアメリカの企業です。)
↓基本情報を受験申請したい方はこちらから申込みできます。
http://pf.prometric-jp.com/testlist/fe/online.html
3.参考書を購入する
参考書を選ぶ際にどれを選べばいいか迷う方も多いと思います。
私が購入して良かったものを、以下2つ紹介します。
①キタミ式イラストIT塾
この参考書の特徴は、図式で解説してくれて分かりやすいという点です。
勉強初期段階は、ITの基礎的な部分を理解できていないケースが多いため、図式で分かりやすく解説してくれるキタミ式がオススメです。
②うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編]
うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] とは、日本経済新聞出版の参考書です。
この参考書の特徴は、難解なアルゴリズムを対話形式で優しく解説してくれているという点です。
対話形式で話が進んでいくので、勉強初期段階でも気軽に勉強を進められます。
4.勉強する
基本情報は午前問題と午後問題の2つに分かれていて、午前問題と午後問題の両方に合格する必要があります。
そのため、午前問題と午後問題に分けて勉強方法を紹介したいと思います。
①午前問題は過去問道場を活用する
過去問道場とは過去問題を反復練習できるWebサービスのことです。
基本情報の午前問題は約4割〜5割は過去問から出題されます。
そのため、過去問題を解くことが合格への1番の近道になります。
↓過去問道場を活用したい方はこちらからアクセスできます。
https://www.fe-siken.com/fekakomon.php
②午後問題は選択問題を絞って勉強する
午後問題は全部で11問出題されますが、そのうち5問のみを選択して解答します。
そのため、自分が得意な分野を絞って勉強することをオススメします。
また、第1問の「情報セキュリティ」、第6問の「データ構造及びアルゴリズム」、問7~11の「言語問題」は必須問題になります。
そのため、必須問題3つは勉強することを避けることができませんが、残りの2つについては自分が得意とする分野で勉強しましょう。
5.受験する
試験当日の携帯品は以下の通りです。
会場での貸し出しは行っていないため、忘れ物に注意して臨みましょう。
《試験当日の携帯品》
1.本人確認書類(顔写真付き)
2.確認書
(※必須ではありませんが、当日必要な持ち物など確認できます。)
終わりに
本記事は、IT業界を目標に就職活動する学生や、IT業界に就職した社会人に向けて書きました。
「IT=難しい」というイメージを持っている方もいらっしゃるかと思いますが、正しい準備をしていれば、必ず合格できると思います。
この記事を読まれた皆様にとって、基本情報を受験するきっかけになれば幸いです。