「 世界は僕らに気づかない / Angry Son 」の映画情報・評価・感想レビュー
この世の中で「 見えないもの 」扱いされている存在に、温かく真摯な光を与え、生きる希望が湧く傑作。
フィリンピン人の母との母子家庭で父を知らずに育ち、ゲイでありながら、パートナーとの将来に悩む主人公の純悟。
そんな彼のやるせなさと、それでもまっすぐに自分の人生を生きようともがく姿は、涙なしにはみられません。
心無い言葉で彼が受ける様々な傷は、見ている側にもズキズキとうずくような感覚をもたらし、「 痛かったね 」といたわりたくなります。
特に、進路も、母とも、恋人とも、