口話と手話
週に一回のグループ活動が始まった。
人見知りすぎる私にとって本当に疲れる時間。
もうこの頃の記憶も曖昧だったりするので、
覚えている限りのことを書き出します。
口話中心の学校
まずは口話中心の学校ではどのようにしていたか。
基本、子供を自由に遊ばせたあと、ピアノなどを使ってリトミックのようなグループ活動をして、絵本読み聞かせ、1週間の子供の様子を一人一人発表して、先生の話、終わり。
お昼ご飯は、任意なので、持ってきて食べてもいいし、帰ってもいい。
ただしお弁当は買ってきたものではなくちゃんとお弁当箱に詰めて持ってくるというルール?があった。
さすがに赤ちゃんの時はなかったかな。
手話中心の学校
こちらは午後まで。
午前中は自由遊びと課題遊び。主に職員が子供たちと遊ぶ。大きい子は子供同士でも遊んだり。
先生や親は見守る形。
課題遊びは工作だったり体験だったり色々。季節に合わせたイベントもやったり。
当然音楽などの遊びはなし。
そしてお昼。
お昼はみんな一緒に顔を向かい合わせて食べる。親も子供も先生も。
こちらもお弁当で買ってきたものそのままではなくお弁当にちゃんと詰めて。
先生と子供のやり取りは聴親にとってろう児との関わり方を学ぶ貴重な時間。
午後は体を使った活動だったかな。。(うろ覚え)ボールや平均台を使って室内で遊んだり、外の校庭で自由に遊んだり。
そして絵本読み聞かせ(手話)と、帰りの会。
最後に今日一日の振り返りで活動の中で何をしたか、何を見たか、これから生活にどう活かすかなどの説明があり終了。
ナイショの話
実は、この2校、片方の学校では複数の学校に通うのはNGとされていた。
ここ、重要なのだけど、
通い始めた当初、全くセオリーだなんて何も知らない私はバカ正直に「○○学校にも見学に行ってきたんですよ」と担任の先生に話をした。
すると、その先生にこっそり「本当は2校通っちゃいけない決まりなんですよ」と耳打ちされた。
私は「??????」状態なので、「なんでですか?」と聞いたら、「学校ごとに方針が違うので、親御さんが迷われるから」と何となく言ってる本人も納得してない様子(あくまでも私の主観)で教えてくれた。
「そうですか。。。わかりました。。(わかってない)」
と言ったら、
なんだかその先生は申し訳なさそうに
「そっちの学校に通われるのも大事だと思いますよ。でも言わないでね」
というような感じでこっそりと耳打ちしてくれて。(この辺曖昧。私はそう受け取った感じです)
帰り道。
ずっとモヤモヤ。
「親御さんが迷うから」
って何?
いや、「迷わないでどうすんのよ」と。
色んな選択肢、可能性を見て判断しなきゃじゃん。
ましてや、まだ赤ちゃん。
バブーなお年頃は、反応だってまだバブーでしょ?
どこが合うかどうかなんて、見学しただけじゃわかんないじゃん!!!
しばらく通って、少し大きくなって、本人が楽しい様子かどうかがわかってから選択じゃん!
それを「迷うから」って、
は????意味わからん!!!
と息巻いて帰る私。
でもね。それこそこんな親の価値観の違いだけで「じゃあもうこっちは通わない」とはできないのですよ。
だって情報が足りてない。
病院から流れるようにこの学校を紹介されて、旦那が「手話」という選択肢を見出さなかったら、その選択すらも触れることがなかった現在を考えると、まだ他にも選択肢があるかもしれない。
子供がこっちに合ってるかもしれない。
(自分には合わないけど)
だから。
本来嘘とかつけない私ですが、
ナイショで通い続けました。
2歳の学年に上がる時まで。
年少に上がる半年前くらいに、
選択肢として、他のろう学校も見学に行ったりはしたけど、
その頃にはもう子供の様子、学校の応対、この先の未来を見すえて、ほぼ決めていたので、
見学に行っても「うん。やっぱりないな」とすぐに判断できた。
次の記事では、2歳になるまでの葛藤やら、
思いつく限りのことを書いていきますね。
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