見出し画像

【オーストラリア・アデレード大学留学】耳が聞こえなくても接客業。ウェイター、バリスタ、バーテンダー。

オーストラリアに来てそろそろ1年。

オーストラリアに来てからずっと同じ場所でバイトをしている。
Moon Bear Dumplings Co という台湾料理店だ。
キッチンハンドとして働き始めた、料理の下準備をしたり、皿洗いをしたり、餃子づくりをしたり、、、
レストランの名前通り、このお店は餃子が看板料理だ。毎週48kgの餃子を作る。5時間ぐらいかかる、その日のシフトはかなり疲れる笑


このバイト先の店長さんがつい2か月前カフェをオープンした。Bobibaoという台湾料理のカフェだ。

とてもかわいらしいcafeだ。落ち着いていていい雰囲気。

オーストラリアはカフェ文化、だからカフェでバイトしたかったが、縁がなくてMoon Bear Dumpling Coで働いていたが、まさかのこういう形でカフェで働けるようになるとは思わなかった。
店長さんからいつかはbobibaoでバリスタやバーテンダーで働いてほしいと勧められたのがきっかけだ。
オーストラリアはコーヒー文化でもある、バリスタとして働くのは憧れだった、なので本当にうれしかった。
とにかくキッチンハンドとして料理の下準備や皿洗いとしてbobibaoに移って働き始めた。

1か月ぐらい経った頃だろうか、店長さんが「バリスタやバーテンダーをやるときはフロントで仕事をすることになるから、ウェイターとして少しずつフロントで働くことに慣れていこう。」とウェイターをやることになった。それに踏まえて、私は耳が聞こえないということをわかりやすくお客様に伝えられるようにDeaf markを作って胸あたりにバッジをつけるようにした。私がそのマークをデザインしたいとリクエストし、こういうバッジが仕上がった。

これを胸元に着けてお客様がすぐ気づけるようにしている。
注文を取るのは難しくても料理を運んだり皿を片づけたりするのはできるだろうと店長さんと話したのだ。

しかし、フロントで働くたびに英語で口を読み取るスキルが急に伸びた気がするのだ。料理を運ぶだけと言っても、「水を追加で持ってきてくれるか?」「とりわけ皿をもえらえるか?」「フォークをくれるか?」と聞かれることが多い。聞かれそうな内容も覚えたのもあって、何を言ってくるかわかるので口の読み取りもしやすくなった。

そして昨日、いつもは注文したいと言われたらほかのスタッフを呼んでいるが、昨日は忙しくてほかのスタッフも手が空いていない状態だった。これは私がやってみるかと自分で注文を受けに行った、そしたらお客様は私が耳聞こえないとバッジで理解しているので、メニューに指さして注文してくれた。そして無事に注文を取れたのだ。そして「ラテをもう1つ追加でほしい」とゆっくりとはきはきして話してくれたお客様もいた。これを口で読み取れたので英語での口を読み取るスキルがかなりアップしたなと自分でも実感し、自信につながった。

オーストラリアに来て1年。毎日英語で話して生活している。それがやっと少しずつ成果が出ている感じ。

自分で想像していたよりフロントでの仕事が普通にできてうれしかった。店長さんたちも想像以上だったのでみんなハッピーな日だった。

自分ではそうしているつもりはなかったが、どこかで「私が耳が聞こえないから、、、」と思っていたところがあったかもしれない。オーストラリアでウェイターとして働くなんて絶対にないと思っていた。でも普通にできた。フロントでの仕事が楽しい。私は元々人と話すのが好きなので、フロントの仕事は本当に自分に合っている。

そしてバリスタとバーテンダーの仕事。まだ正式なバリスタではないが、トレーニング中。

私が作ったラテ。

バーテンダーに関しては、オーストラリアでお酒を扱うときは、RSAという資格が必要だ。それをついこの前オンラインで取得したところ。

正式なバリスタやバーテンダーとしてコーヒーやお酒をお客様に提供する日が今から待ちきれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?