美容室の応募は何故来ない?無料でも求人を成功させるポイント!
こんにちは!
リクサポ運営局です!
離職率が高いことで有名な美容業界では、常に求人を出しているサロンも少なくありません。
しかし、求人広告を出してもあまり応募が集まらないという声は多いです。また、応募が来てもなかなか良い人材に出会えないと落胆するサロンオーナーも大勢います。よって、ここでは効果的な求人・採用の仕方について詳しくお伝えしていきます。
コストを抑えて効率よく優秀な人材を確保したい方は必見です!
求人を出す目的
美容室やネイルサロン、エステサロンは離職率が高い傾向にあるため、人手不足に悩むサロンは珍しくありません。
また、アイラッシュサロン(まつエクサロン)の場合は施術するのに美容師の資格が必要なので、サロンの数に対して施術できる人数が少なく、慢性的な人材不足が深刻化しています。
そのため、「なぜ求人を出すのか」と問われれば「人が足りないから」と答える方は少なくないでしょう。
ですが、もっと詳しく「なぜ」を突き詰めてみてください。
そうすると
「女性スタッフが産休・育休に入るから」、
「お客様と同年代のスタッフが欲しいから」、
「受賞歴のあるスタッフを雇ってブランディングに役立てたいから」
など、さまざまな理由が出てくると思います。それぞれの理由・目的に合わせ、どのような人材が欲しいのかを明確にすることが何よりもまず必要です。
ターゲットが明確になれば、新卒採用なのか中途採用なのか、はたまた正社員ではなくパート・アルバイト採用なのかがはっきりしますし、それに合わせて求人の出し方も変わってきます。求人を出すのはターゲティングをしてからです。
求人媒体の選定
欲しい人材が決まったら、次はどのようにして募集をかけるのかを決めます。求人を出すなら、ターゲットが職を探す時によく利用する媒体を選ぶと良いでしょう。今回はサロンの求人でよく使われる代表的なものをピックアップしました。すべて無料または最小限のコストで募集できます。それぞれの特徴を踏まえながら最適なものを見つけてください。
美容サロンの検索・予約サイト
大多数のサロンでは、美容サロンの情報が多数集まるポータルサイトにサロン情報を掲載していると思います。そのようなサイトでは、お客様のご予約を促進する情報だけでなく、採用情報を載せられる場合が多いです。
検索・予約サイトに採用情報を載せておけば、好みのサロンを探すついでに興味を持ってくれた方が応募してくれるかもしれません。求人サイトよりも検索・予約サイトのほうが写真やメニュー、口コミなどが載っているので、よりサロンをイメージしやすいからです。また、応募するサロンを探している方がインターネット検索をかけた際にページ情報が表示されやすくなります(※SEO対策)。
せっかく掲載しているのですから、このようなツールを活用しない手はありません。
※SEO対策とは…キーワード検索をした際に、なるべく上位に表示させるために行う対策
ハローワーク(公共職業安定所)
ハローワークは、就職や転職支援を行う国営の求人紹介所です。正式名称を縮めて「職安」と呼ばれることもあります。民間の職業紹介事業者と異なり、求職者だけでなく企業側も無料で利用できるのが特徴です。ハローワークに申し込みをすれば、無料で求人情報を掲載できます。
この情報は、ハローワークインターネットサービス(ハローワークが運営するサイト)を利用すれば窓口まで行かなくてもオンラインでの検索・閲覧が可能です。さらに、ハローワークインターネットサービスに掲載されている求人情報は一般に解放されており、民間が運営する求人・転職サイトに転載されることもあります。
掲載や人材選考にあたって各種手続きが必要なので手間はかかりますが、採用コストは0円です。とにかくコストを抑えたい場合はハローワークを利用することをおすすめします。
美容専門学校の掲示板
コストをかけずに新卒採用をしたい方は、美容専門学校に掛け合って求人情報を掲載してもらうことを検討してはいかがでしょうか。
掲載手続きは学校ごとに異なりますが、学校内の就職支援センターに求人票を提出するのが主な方法です。各学校のホームページから求人票をダウンロードし、郵送・FAX・メールなど指定の方法で送ります(学校によってはサロン独自の求人票でも受付可能な場合有り)。その他、求人受付用のフォームに直接記入するケースもあるようです。
複数の学校に求人情報を掲載する場合、問い合わせや求人票の作成に多少の手間はかかりますが、採用コストは一切かかりません。優秀な新卒が欲しい方は、まずは自分やスタッフの母校の情報を集め、校風やカリキュラムなどの情報をもとに学校選びをすると良いでしょう。
サロンのホームページ・SNS
もし新規採用を考えていて、サロンのWEBページやSNSアカウント(ホームページ、ブログ、Twitter、Instagramなど)を持っているなら、これらを求人に使わない手はありません。なぜなら、多くの求職者はサロンの雰囲気やスタッフの生の声を知りたいと思っているからです。家からの距離や給与待遇などの条件がほとんど同じだった場合、サロンを比較するうえで最も重視するのは働きやすさになります。
そのため、各種媒体に載っている採用情報とは別に、サロンが運用しているホームページやSNSなどを調べたうえで、応募するかどうかを決める人が一定数います。定期的に採用情報を更新しつつ、社風が分かるようなページ作りや投稿を心がけましょう。
特に、SNSでの求人活動は「ソーシャルリクルーティング」と呼ばれており、多くの企業が行っています。なぜなら、内定者の囲い込みや採用後のミスマッチ予防にも役立つからです。SNSを通じて繋がることで、サロン側からは仕事内容や向き合う姿勢を見せることができます。
また、応募者のプロフィールや投稿内容などから、その人のスタンスや人柄などを事前にチェックすることも可能です。SNSは無料で簡単に運用できるので、積極的に使うと良いですね。
リファラル採用
リファラルとは「紹介」、「推薦」という意味の英語から来ている言葉。つまり、サロンのスタッフなど自分の知り合いから良い人材を紹介してもらう方法です。縁故採用ともいわれています。
紹介者の体面にも関わるので、「この人なら」と人柄や能力を評価された人材を得られるのがメリットです。ただし、紹介者に全幅の信頼を置いて採用過程を省いてしまうと、採用後に「期待していたのと何か違う」とミスマッチが起こってしまう可能性があります。紹介だからといって、履歴書の確認や面接には手を抜かず、本当に適した人材かどうかきちんと見極めることが必要です。
求人専門ウェブサイト
一昔前までは、新聞広告やタウンワークなどのフリーペーパー、地域専門誌など、紙媒体での求人が多かったですが、今はウェブ媒体で求人を出すのが主流です。しかし、このような求人サービスを利用すると、少なくない費用がかかることがほとんど……。そこで、数ある求人サイトの中でもコストが低く始めやすいものを2つご紹介します。
①Indeed(インディード)
Indeedはアメリカに本社を置く求人情報専門の検索エンジンです。世界で広く利用されている求人システムであり、日本だけでも月間約3,460万人の求職者が閲覧しています。「仕事・バイトさがしはインディード」というフレーズが示す通り、雇用形態や職種・業種を問わずさまざまな求人情報が掲載されているのが特徴です。もちろん、美容室を始めとして多くの美容サロンが利用しており、職を探している美容師の閲覧者も多数います。
Indeedの魅力は、求職者が多いことだけではありません。柔軟なプラン内容によって、多くの企業から支持を得ています。有料掲載だけでなく無料掲載も可能なので、コストをかけずに求人をしたい場合や初めて求人を出す場合でも安心して利用できます。初期費用や面倒な契約手続きなども必要ありません。
なお、応募者をより多く集めたい場合や、急いで採用しなければいけない場合は有料掲載に変更することも可能です。有料掲載の料金は職種や地域によって異なりますが、Indeedに相談すれば予算に応じた金額決めができます。掲載期間の定めもなく最短1日から掲載できるうえ、掲載料金を後から変更できるのも魅力です。
②Wantedly(ウォンテッドリー)
Wantedlyは多くの求人サイトと異なり、成果報酬がありません。月額制のプランが複数用意されているだけなので、かかる料金は月額のみ。何人採用しても追加の料金は一切発生しません。つまり、採用すればするほど、一人当たりにかかる採用単コストが下がる仕組みなのです。したがってWantedlyは、複数人まとめて採用したい大手サロンや、事業拡大を考えているオーナー様に向いています。
とはいえ、小規模サロンにとっても試す価値は十分にあります。Wantedlyには30日間無料で利用できるトライアルプランがあるからです。専用の会社ページを作って掲載し、募集情報の公開、応募者とのやり取りが無料でできます。応募者プロフィールの閲覧・やり取り、募集情報の掲載本数、サポート体制などは有料プランよりも制限されてしまいますが、上手く活用できれば30日以内に優秀な人材を採用することも可能です。
ちなみに、30日を過ぎると自動ですべての募集・機能が停止するので、知らぬ間に有料プランへと移行してしまう心配はありません。
応募を集めるための3つのポイント
求人媒体の選定が終わったら、いよいよ求人原稿(求人票)の作成です。応募を増やすためには、情報を端的に入れ込むだけではなく、きちんと内容を作りこむことが重要になります。ここでは求人原稿を作成するうえで押さえておくべきことを3つのポイントに絞ってご紹介します。
その1・仕事内容や待遇を詳細に書く
サロン情報や条件、待遇などはなるべく詳細に書きましょう。内容が薄いと信頼に欠けるので、応募をためらう求職者が多いからです。情報が少ないところに応募は集まりません。
また、詳細に書くことで採用後のミスマッチを防ぐこともできます。入社してから「思っていた仕事内容や待遇と違う」と思われてしまうと、サロンに対する不信感が募り、やる気やパフォーマンスのレベルが下がってしまうかもしれません。さらに、あまりにも想定とかけ離れていた場合には、離職の原因になってしまいます。このような事態を防ぐためにも、求人原稿は実際に働く様子がイメージできるくらい詳細に作りこみましょう。
ちなみに、数字を入れると具体性が上がるのでおすすめです。働いているスタッフの年齢や勤続年数、1日あたりの来店客数、平均残業時間など、数字で表せるものはできるだけ明示するようにしましょう。
その2・「このサロンで働くメリット」をアピールする
全国にある美容室の数は約25万店舗。同じ地域、同じ給料の美容室はたくさんあります。そのような中で他の美容室に良い人材を取られないようにするには、長所を積極的に売り出していかなければなりません。たとえば、「福利厚生が充実している」、「残業手当が出る」などのメリットです。
その他、「勉強会やセミナーへの定期参加」や「子育て中の女性が多く働いている」など、良いところなら何でも構いません。まずはあなたの美容室の良いところや、この美容室(スタッフ)で良かったと思えたエピソードなどを書き出し、それらを上手く求人原稿に取り入れてみてください。
書き方を工夫する
【サロンA】
・月給:20万円(別途賞与+各種手当あり)
*ノルマなし!安心の固定給!!
・勤務時間:9時~21時(シフト制)
・服装自由
【サロンB】
・基本給:月20万円
*ノルマなし(ただし、業績に応じて賞与あり)
*交通費(月2万円まで支給)
*昇給あり
・勤務時間:9時~21時(シフト制・相談可能)
・服装自由(清潔感のある身だしなみは必須)
上記の2つはどちらも同じサロン、同じ条件の求人情報です。これら2つを見比べた時、どちらのサロンのほうが良いと思いますか?
答えは後者です。先ほど述べたように詳細な情報、具体性の高い情報が入っているのはもちろん、サロンにとって魅力的でない応募者が来るのを避けることができるからです。たとえば「ノルマなし」や「服装自由」などを前面に押し出してしまうと、やる気のない人やサロンの雰囲気に合わない奇抜な服装の人ばかり集まってしまうかもしれません。
レセプショニストを雇う場合でも同じです。「未経験OK」と記載しているサロンを多く見かけますが、ある程度欲しい人材を明確にしておくことをおすすめします。たとえば「接客業経験者歓迎」、「美容師引退者優遇」、「基本的なパソコン操作(Word、Excelなど)ができればOK」などです。
書き方次第で、集まる人材の良し悪しが変わります。欲しい人材以外からの応募ばかりが増えて無駄な時間や手間をかけないよう、求人原稿の書き方には注意しましょう。
効率よく優秀な人材を集められる美容室に
ここまでご紹介してきた通り、求人・採用をするうえでは「目的とターゲットの明確化」、「適切な求人媒体選び」、「ターゲットに刺さる求人原稿」が重要になります。今回の内容を上手く活かして、サロンにとって有益な人材を集められると良いですね。求人のコツを掴んでおけば「全然応募が来ない」、「欲しい人材以外が集まる」などと悩むことはなくなります。
また、今回ご紹介したノウハウがあれば、採用の効率化はもちろん、採用や教育にかけるコストの削減にもつながるでしょう。その分サービス向上に注力できるので、顧客満足度が上がり、リピート率や売上アップにも役立ちます。今現在求人を出している方や、これから求人を出す予定の方は、ぜひこのコラムの内容を取り入れてみてください。
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