雪と墨、雪とクロ 【寝子話】
猫は、上の限り黒くて、腹いと白き。
(猫は、背中全体が黒くて、腹の真白なのが、よい)。
参考文献:清少納言著、石田穣二訳注、『新版 枕草子 上巻』、「四九」、KADOKAWA、2013年。
清少納言さん、それは我が家の愛猫、クロくんのことですかね。 クロくんには首元と胸元とお腹の3カ所に白い毛がはえているのですが。
先日、ここいら辺りには雪が降りました。
我が家の愛猫、クロくんは生後8ヶ月半。空からひらひらと落ちてくる白いものを不思議そうに眺めていました。彼はまだ、雪に触れたことがないのです。
そこで、クロくんに雪を。
↑ つんつん
↑ はみはみ
↑ クロ:「にゃんだこれは」
↑ クロ:「いらにゃい」
クロくんは好奇心が旺盛なので、雪にじゃれて蹴散らすかもしれないなと思っていたのですが、意外とすぐに興味をなくしてしまいました。
すみこ:「雪とクロくんは、まさに雪と墨だね。雪と墨、雪とクロ」
クロ:「それを言うなら、雪とスミこだね」
すみこ:「なんで?」
クロ:「すみこは腹ぐ・・・、なんでもない」
すみこ:「チュールあげようと思ってたけど、やめた」
クロ:「そういうとこー!」
こうやって猫さんにアテレコするのも楽しいものです。
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