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クラウドソーシングに登録して開始2ヶ月で10件以上の開発案件を受注できた話

こんばんは!りくです。
最近の夜はお布団にくるまってダラダラ過ごすのが日課になっています。

ただ、ダラダラ過ごしている時間の中で、自分の考えをアウトプットする時間を確保できたらいいなと思い、今後定期的にnoteを書いていこうと思います。

さて、本日は、「潜在ニーズ」というキーワードをテーマに、私自身のシステム開発の経験を通して学んだことについて書こうと思います。

クラウドソーシングでの経験

私は去年12月〜今年1月ごろまで、とあるクラウドソーシングサイトにてクラウドワーカーとして働いていました。

自分の得意分野でお金を稼いでみたいと思ったのと、単純に面白そうだったからという単純な動機で始めました笑

そこでは、Twitterからの情報収集ツールや、求人記事のスクレイピングなど、ルーチンワークの自動化を実現するツールの開発業務に主に携わっておりました。

クラウドワーカー同士のお仕事の取り合い

そもそも、クラウドソーシングは、クライアントが案件依頼を投稿し、その依頼に対してワーカーが自由に応募する、といった形式です。

そのため、一つの案件につき複数のワーカーから応募が来た場合は、クライアントは一人に絞らなければなりません。

これが、もう、、かなり厳しい世界でして、1つの案件に10〜20件ほどの応募が集まるので、ワーカーにとってはかなりレッドオーシャンです笑

つまり、案件を獲得するには、自分から主体的に営業活動をする必要がありました。

しかし、他のワーカーには、実務経験をバックボーンに持つゴリゴリのITエンジニアがゴロゴロいるため、実務経験0のただの大学生が勝てるわけがありません。

なぜ継続的に案件を受注することができたのか

それでも実務経験がほとんど無かった自分でも開発案件を継続的に受注できたのは何故なのかを考えてみたところ、クライアントへのヒアリングを徹底していたことではないかと考えています。

それも、ヒアリングを重ねるだけでなく、相手との会話で、潜在ニーズを顕在化させることで、他のワーカーとの差別化ができていたと思っています。

ここで今回のキーワード「潜在ニーズ」が出てきました。言葉の定義をググってみましょう。

潜在ニーズとは、顧客自身に明確に自覚がないにもかかわらず何かしら欲求がある状態を示します。

  NEO Marketing 潜在ニーズとは?潜在ニーズの引き出し方や顕在ニーズとの違いを解説!
https://column.neo-m.jp/column/marketing-research/-/2490

つまり、クライアント自身が明確化できていない需要のことを「潜在ニーズ」と呼んでいます。

「潜在ニーズ」の種類

先ほどから「潜在ニーズ」という言葉を繰り返していますが、「潜在ニーズ」が顕在化されるとどのような利益がもたらされるのでしょうか?

ここでは、まず、「潜在ニーズ」を次の2つに分解して考えようと思います。

  1. 意識型潜在ニーズ:「こうなったらいいのにな」程度で、依頼に繋げようとまでは思っていないニーズ

  2. 無意識型潜在ニーズ:そもそもクライアント自身が全く意識していないニーズ

クライアントの「潜在ニーズ」に訴求する

では、それぞれの潜在ニーズは、どのように引き出せば良いのでしょうか?

  • 意識型潜在ニーズ

具体例で考えてみましょう。



クライアント
「この求人サイトの情報を収集するツールが欲しい。作ってくれないか?」

ワーカー
「承知いたしました。どのような機能を考えておりますか?」

クライアント
「とりあえず、収集内容がcsv形式で出力される感じがいいかな〜。」
(プログラムだけ書いてもらえれば、とりあえずは人手でやる作業も減るし、プログラムの実行は手動でやるか…)

ワーカー
そもそも、このプロジェクトをやる目的は何ですか?

クライアント
「実は、今までは手動で他者記事のPV数などを集めていたんだけど、業務削減をしたくて、今依頼してるんだ。」

ワーカー
「それでは、PythonからSlack APIを叩いてSlackに収集内容を自動レポートする仕組みはいかがでしょうか?そうすれば、さらなる業務削減が期待できるはずです。」

クライアント
「そんなことできるんだ!ぜひお願いします!」


いかがでしょうか?意識型潜在ニーズは、以上のように引き出すことができます。
ポイントは、ワーカー側による、要望の根源となるニーズの問いかけにより、真のニーズが「求人記事の収集」ではなく「業務削減」であったことが新たに分かりました。


  • 無意識型潜在ニーズ

こちらも具体例で考えてみましょう。


クライアント
「この求人サイトの情報を収集するツールが欲しい。作ってくれないか?」

ワーカー
「承知いたしました。どのような機能を考えておりますか?」

クライアント
「とりあえず、収集内容をcsv形式で出力される感じがいいかな〜。」

ワーカー
「ちなみに、ツールの運用保守を担当される方はいらっしゃるのでしょうか?」

クライアント
「実は、うちはIT関連に強い人があまりいなくて…確かに運用保守についても考えなきゃな…」

ワーカー
「それでは、ツールの要件定義から開発、運用保守まで一貫してお任せいただければと思います。少し契約金額は割高になるかもしれませんが、分割して別で依頼するよりかも安く済むかと思います。」

クライアント
「それはとても助かる!ぜひお願いします!」


いかがでしょうか?無意識型潜在ニーズは、以上のように引き出すことができます。
ポイントは、ワーカー側による全く別視点での提案により、クライアント自身に気づきを与えるとともに、他のワーカーに対して差別化を図ることができます。
(ちなみに自分がこの手法で何件か案件を獲得しています笑)


おわりに

今回の記事を通して自分が伝えたかったことは3つです。

  1. クライアントの潜在ニーズを捉えることが何よりも重要

  2. 意識的潜在ニーズは、要望の根源となるニーズの問いかけにより引き出すことができる

  3. 無意識的潜在ニーズは、全く別視点での提案により、クライアントに気づきを与えることができる

これら3つの考え方は、あくまで自分の考え方ですが、応用できる範囲はシステム開発だけにとどまりません。マーケティングや採用、セールスやコンサルティングなど、多種多様な分野に応用できるかと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。









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