来年は | #シロクマ文芸部
来年はどんな一年になるだろうと想像するだけで不安な気持ちになる。より良い年にしようだとか、充実した年にしたいとか、そんな前向きな思いはどこにもない自分を残念に思う。
物凄く良いこともないが、特に悪いこともない平凡な数年を過ごしてきた。平凡が一番なのかもしれないが、平凡にもだいぶ疲れた。それでいてなぜか居心地が悪い。
腹を立てることがなくなってきた。若い頃はすぐに頭にきていたのに、年とともに怒りもなくなってきた。「歳をとると丸くなる」と言うが、こういうことなのだろうか。私のイメージしていた「丸くなる」は、理不尽なことに対して温和な気持ちで対応できる。そんな感じなのかと思っていたが、今の私はいやそうではない。
どちらかと言えば「諦め」が強い。「仕方ない」と思うことが日々多いのだ。
そして自分自身にも甘くなる。これくらいでいいや。余計なことはしないでおこう。見なかったことにしよう。
今年の3月にも同じようなことを書いていた。
私はいつまでこんなことをつぶやき続けるのだろう。
長年、自分らしく生きてこなかったツケが今頃まわってきた感じなのだ。自分の意思がなくなり、自分らしさが何なのかわらなくなってきた。でも取り戻したいのだ。自分らしさを。
来年は自分らしさを取り戻して、自分らしく過ごす……を自身に課して生きていこうと思う。
まずは自分らしさがどんなだったか、こだわりをもって生きていたあの頃を思い出してみよう。
あぁ~noteにこんな宣言しちゃっていいのかなぁ~また一年後も同じことを言っていたら恥ずかしいなぁ……
須木本りく
シロクマ文芸部の企画に参加しました。
小牧幸助さん
いつもありがとうございます。