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『星野源 / 喜劇』何気ない日が「喜劇」に変わる、素敵な曲 [Rain Magazine No.7]

「生活」や「日常」をテーマにした音楽が好きだ。

「今日はいい日だったぞ!」というときも、全然いいことがなかった日も、すべて肯定してくれるような、寝る前に背中をそっと押してくれるような曲に出会うことができると、とても嬉しい気持ちになる。



先日出版された星野源さんのエッセイ集『いのちの車窓から 2』を読んでいて、その中に『喜劇』という章がある。


この『喜劇』という曲について綴られていて、とても素敵なお話で、それまではなんとなく聴いていたけれど、一気に星野源さんがこの曲を通して伝えたいことが分かった気がして、より一層大好きな曲になった。



ネットで「喜劇とは」と検索すると、

滑稽、機知、風刺などをまじえ、観客を笑わせながら、人生の真実面を表わそうとする演劇

②思わず笑ってしまうような滑稽な出来事。

と出る。

この ① にある、「人生の真実面を表そうとする」という一文が、この曲の歌詞に表れている気がする。

争い合って 壊れかかった
このお茶目な星で
生まれ落ちた日から よそ者
涙枯れ葉てた
帰りゆく場所は夢の中

零れ落ちた 先で出会った
ただ秘密を抱え
普通のふりをした あなたと
探し諦めた
私の居場所は作るものだった

劣っていると言われ育った
このいかれた星で
普通のふりをして 気づいた
私の光は ただ此処にあった

星野源 『喜劇』より

一日の中で嫌なこともたくさんあって、でも周りに流されるのではなく、「自分の居場所は自分でつくるもの」ということ。


顔上げて帰ろうか
咲き誇る花々
「こんな綺麗なんだ」って
君と話したかったんだ
どんな日も
君といる奇跡を
命繋ぐキッチンで
伝えきれないままで
ふざけた生活はつづく

星野源 『喜劇』より


地球にはいろいろな人がいて、ある意味一人一人が役者として「演劇」をしているともいえるわけで、その中で日常に少しでも穏やかな楽しい時間が生まれて、 「思わず笑ってしまうような滑稽な出来事」で笑い合えれば、その日は本当に素敵な日になるのではないかな、と歌詞を読んでいて感じた。



いいことがあった日も嫌なことがあった日も、この曲を聴くと
「明日も楽しもう!」という気持ちになる。



明日も楽しんでいきましょー!



MVかわいい…







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Riku と申します。学生です。
普段は好きな音楽を紹介する [Rain Magazine] というシリーズを中心に、読んだ本や観た映画、趣味のことを綴っています。

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