[かもめ大学 vol.3]職業学校
職業学校
①職業学校について
・中学卒業後から通うことができる
・卒業のリミットはなく、何歳からでも、何歳まででも利用可能
・中学卒業後のもう一つの進学先の高校からの切り替え・ダブル受講もできるが、その分時間や負担は増える
・一般教養を身につけるため高校進学後、その後自分のやりたいことを見つけて職業学校に進学し直す生徒、大学生・社会人もいる
・高校:職業学校の選択率は50%
・生徒の中で成人が占める割合も50%
・仕事を変えたい、よりスキルを磨きたいと思い来る人も多い
・コンセプトが"Do what you love"、ミーティングルームやトイレの内装1つ1つにも「アフリカ」などコンセプトに沿ったデザインが施されている
・大事にしているのは、"Learning by playing"
・クラスはなく、日本の大学のように自分のスケジュールは自分で立て75単位取れると卒業資格を得ることができる
・フィンランドは資格社会で、資格がないと正規の給与では働くことができない
②授業形態
・座学だけでなくOJTで学ぶことを重視し、現場主義
・OJTがないと単位を取ることはできない
・教師を目指すなら、1年目は2ヶ月小学校、2年目は6ヶ月高校など
・OJT先は基本的には学生が探して自分で決める
・評価も、OJT先の意見を聞きながら決定する
・企業で何が起こっているか、どんな人材が必要かキャッチアップするため企業と常に連携する
・OJT先は外国の可能性もある(日本に行った例も多数ある)
・1クラス20名程度で、プロかつ教師学を学んだアーティストが教えるが、忙しく全員を見きれないのでネットワークを作ってフォローしあっている
・ユースギャランティーという考え方があり、25歳までの若者の居場所があるように工房(ワークショップ)がある
・ダラダラしてしまったタイプの生徒向けに裁縫などのワークショップを行う
・資格や証明書は出ないが、6~9ヶ月くらいの短期間でバンドなどのワークショップを行う
・グループ活動でなにかの活動をする助けをして、「集団で働くとは?」を考えさせる
・ここでやりたいいことを見つける生徒もいる
③実際の授業の様子について
・美容コース
・市民がカットモデルとなり、訓練生が髪を切るサービスを提供する
(市民が自由に校内に入ってくることができる)
・学生が制作したものを学校内のショップで販売する
・建築コース
・最初にセーフティコースを取り、安全面で資格取得後、家を作ることができる
・職人ならすぐ作れるものでも、3~5年かけてインストラクターと一緒に制作する
・完成した家は売れるし、発注されて作ることもある
・家具職人コース
・社会人の割合が多い
(もともと仕事でやっている人がスキルアップとしてくる)
・発注されたものを作ることも多い
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?