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[かもめ大学 vol.5]総括・考察

2019年10月中旬に、北欧の国フィンランドへ行ってきました。 目的は、教育先進国と言われるフィンランドの教育現場を視察し、肌で感じること。 今回はかもめ大学さん主催の7泊9日のスタディツアーに参加しました。 2014年から開催しており、今回が9回目だったそうです! 今回のツアー参加者は全員で10名、保育園の先生、自営業されている方、車椅子の女子高校生、研修会社勤務の方、などいろんな職業のメンバーが集まりました。 まずは、フィンランドの様子から。 フィンランドの10月は

    • [かもめ大学 vol.4]小中一貫学校

      ①小学1年生のクラス見学 ・アクティブ・ラーニングを取り入れた学習を行っている学校  ・4+1=5の"5"を表す写真を学校中から探し、写っているものの文字を5回書いて先生に見せにいく、という授業  ・国語と算数が融合し、教科書を用いない授業  ・チームになって動くので、チームワークも学ぶことができる  ・アクティブ・ラーニングをすると1人1人の子供を見る余裕ができるので    回答チェックのときに文字の書き方まで確認できる ・席の形も決まっておらず、子供主体の学びをメインにし

      • [かもめ大学 vol.3]職業学校

        職業学校 ①職業学校について ・中学卒業後から通うことができる ・卒業のリミットはなく、何歳からでも、何歳まででも利用可能 ・中学卒業後のもう一つの進学先の高校からの切り替え・ダブル受講もできるが、その分時間や負担は増える  ・一般教養を身につけるため高校進学後、その後自分のやりたいことを見つけて職業学校に進学し直す生徒、大学生・社会人もいる  ・高校:職業学校の選択率は50%  ・生徒の中で成人が占める割合も50%   ・仕事を変えたい、よりスキルを磨きたいと思い来る人も多

        • [かもめ大学 vol.2]小中一貫校&ユースセンター

          小中一貫校 [前段]小中一貫校について ・750名の生徒、14の少人数クラス、36の普通クラス、100人の教師・スタッフ  ・フリーで教室を行き来して特別支援の先生をサポートする"クリニック"の先生も中にはいる ・直近の課題  ・メンタル的な問題を抱える生徒は増えている   ・学校の授業は理解できているのに鬱になってしまう生徒など  ・読書しない生徒が増えている   ・IT化が邪魔をしている   ・家庭教育はやはり大事で、家庭の中での価値観が変わっている    ・自分で見て考

          [かもめ大学 vol.1]アートスクール&保育園見学

          アートスクール ①アートスクールについて ・ヘルシンキ市が運営 ・ウール工場の跡地?に制作された学校 ・老若男女受け入れている ↓入り口はこんな ②アートについて ・アートの目的=異聞の感情をぶつけて(ポジティブ・ネガティブ含め)、コントロールできるようになること  ・優秀な人材育成のためではなく、一人ひとりの幸せのため  ・アートを学んだからといって、アーティストになることは求められていない   (c.f. Arkkiはアーティストを育てるのが目的)  ・自己表現と他者

          [かもめ大学 vol.1]アートスクール&保育園見学

          [かもめ大学 vol.0]事前勉強

          フィンランドの教育の歴史 ・きっかけは1991年のソ連崩壊  ・今までソ連からの物資に頼っていたフィンランドは経済崩壊(失業率18%)  ・ノルウェーと異なり自然に恵まれず、"人材"が資源であるという結論に ・当時、教育改革の舵を切ったのはオッリペッカ・へイノネン教育大臣  ・教育無償化  ・教員資格の取得難化(学部卒=>院卒で取得可能に)  ・ 教育のやり方は教師に任せる  ・教科書検定廃止(どうせ質の悪いの使っても売れないから)   =>PISA(国際学力調査)で2000

          [かもめ大学 vol.0]事前勉強