入院3日目(12月4日 )

朝までぐっすり眠れたとは言いがたい。深夜3時に目が覚め、スマホを開くと韓国の尹錫悦大統領が非常戒厳を宣布したというビッグニュースが表示された。一体何が起きたのだろうと思いつつ、睡眠が浅かったことに気づき、再び目を閉じた。

朝5時45分、やっとトイレに自力で行ったが、ベットに戻ってくると激痛が襲ってきた。耐えられず、痛み止めを内服することに。これまでトイレに行くたびに激痛が必ずやってくる。この痛みの原因が何なのか全く分からないが、毎回のことなので恐怖すら感じる。

9時の時点で、何となく痛みが少し落ち着いている気がした。久しぶりにシャワーを浴びたいという気持ちが湧いてきたものの、患部に水が触れたらどれほど痛いのか想像すると不安になる。それでも今日はシャワーを浴びる予定があると看護師さんに伝え、少しでも体を清潔に保とうと前向きに考えることにした。

朝9時25分から点滴が始まった。横になったまま、11時半まで点滴液が投与されるのを見守る以外にできることはなかった。ただ静かにその時間が過ぎるのを待つしかなく、横たわったままの長い時間はとても退屈で、体力的にも精神的にも消耗する。

そんな中、たまに時間をつぶすために、このように闘病日記を書いている。書くことで少し気持ちが整理され、自分の状況を冷静に見つめ直すことができる気がする。振り返ってみると、日々の記録が闘いの証にもなり、自分を支える大切な手段になっている。

昼、入院して以来初めてシャワーを浴びに行った。シャワーの水流が少し強かったので、弱めに調節して使うことにした。水を患部に流すたびに、ピンで刺されるような痛みが走った。それでも、皮膚の状態を悪化させないためには清潔を保つことが大事なので、痛みに耐えながら滲出物を丁寧に洗い流した。

患部を確認すると、赤い傷がいくつか見え、回復具合が思ったより遅いのではないかと少し不安になった。これが正常な経過なのか、それとも何か問題があるのか、判断がつかない。

父は同じくヘイリー・ヘイリー病の患者であるため、「患部に他の細菌が感染していないか確認したのか?」と尋ねてきた。その言葉に、私自身も不安を感じた。

シャワー後は、プロペトや亜鉛華を混ぜた薬はしばらく塗らず、ガーゼだけを患部に当ててもらった。その後、再度診察を先生にお願いしたいと看護師に伝えた。

14時45分、先生が診察に来られた。「細菌感染は見られず、ヘルペスウイルスのみが原因です」との説明を受けた。心配していた細菌感染がないと分かり、少しホッとした。
患部の状態についても診ていただき、「このまま点滴や塗り薬を続けていけば、徐々に回復していくと思います」と励ましの言葉をもらった。その一言で、少しだけ心が軽くなり、一旦安心することができた。

そういえば、今日は痛み止め薬を一錠だけ内服した。ここ数日のことを考えると、これは少し進歩かもしれない。明日からは、この痛み止め薬から解放されたいと強く願っている。

トイレには何度か行ったものの、まだ自力で歩ける状態ではない。一歩進むたびに痛みを我慢しながらの移動だ。それでも、明日からはもっと楽にトイレに行けるようになりたい。少しでも回復していることを願うばかりだ。

これ以上書くこともないので、今日の闘病日記はここまでにしよう。明日もまた日記を書いて、この闘いの記録を続けていきたい。👋また明日。

いいなと思ったら応援しよう!