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天気のいい日はどこかへ出かけたくなる

朝起きて、とても天気がよかったので今日はどこかへ外出しようと決めた。どこかは分からなかったが、どこかへ行こう、とだけ決めて満足した。

ベッドでしばらくごろごろして、ごろごろに飽きたので起き上がり、朝ごはんにコーヒーとクッキーを食べた。クッキーは美味しかったのでおかわりした。小さかったのでね。

朝ごはんを片付けて、ソファで読みかけの益田ミリさんのコミック『泣き虫チエ子さん 愛情編』を読んでじーんと感動し、しばらく余韻に浸った。こんなに言葉少なに、シンプルな描写で、心の奥にまで響く作品を生み出すミリさんはやっぱり天才だと改めて思う。今度本屋さんへ行ったら『泣き虫チエ子さん 旅情編』を買おうと決めた。

さて、そろそろ外出しようか。お腹も空いたし、軽くなにか食べたい。そうだ、こんなに天気の良い日は自由が丘だ。自由が丘へ行こう。ぶらぶら散歩するのにうってつけの場所だ。あ〜でも、今はGW中だし、自由が丘混んでるかな。混んでるよな〜。自由が丘に行って、お昼ごはん難民になるのは酷だよな、、と思い、最寄り駅の行きつけのカフェでパンだけ頼み店内で食べた。やはり美味しい。美味しいと分かって食べたけど、改めて美味しいと感じる瞬間はなんて幸福なんだ〜。

さて、自由が丘。いつも立ち寄る洋服屋さんへ行き、買わなかったけど満足したのでカフェを探す。本でも読もう。本は家で読むのも好きだけど、こんなに天気のいい日は窓の大きいカフェでゆったり読みたい。歩いて暑かったのでアイスの自家製レモネードを頼む。店員さんが運んできてくれたそれにはレモンの輪切りに、ミントの葉っぱが浮かんでいた。「夏?」と思った。

古賀及子さんのエッセイ『おくれ毛で風を切れ』を読み始める。いつだって読み始めはドキドキする。ひとつの世界のなかへ踏み出す瞬間だから。このタイトルかっこいいな〜と思っていたが、中身も風を切るような(?)面白さだった。爽快である。レモネードにぴったりだ。

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