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<虎に翼>梅子に学ぶ「死後離婚」

朝ドラ「虎に翼」、ご覧になっていますか?私は今更ですが、オンデマンドで視聴を始めました。

主人公はもちろんですが、周辺の登場人物のキャラも素晴らしく、ついつい引き込まれてしまいますよね。私が特に好きなのは、梅子と花江なのですが、今日は、その梅子が選択したと思われる「死後離婚」の話をしたいと思います。

梅子さんの夫はモラハラ夫。そしてお妾さんもいます。そんな夫婦関係でも離婚できなかった梅子。夫の死後、ようやく関係を断つことができたのです。

死後離婚(姻族関係終了届)

死後離婚というのは造語で、正しくは「姻族関係終了届」という手続きがあります。死亡した配偶者と離婚することはできないのですが、姻族関係終了届を提出すれば、配偶者の親族(姻族)との法的関係を断つことができます。以下で詳しく見ていきましょう。

熟年離婚

「死後離婚」というワードが気になるあなたは、きっと「熟年離婚」も気になるのではないでしょうか。

熟年離婚に明確な基準はありませんが、一般的には「婚姻年数20年以上の夫婦の離婚」といわれています(厚生労働省の人口動態統計特殊報告でも、婚姻年数が20年未満と20年以上で区切られています。)。

子どもの成人や卒業など、子育てに一区切りついた時点で検討されることもありますし、役職定年や定年退職など、配偶者の収入状況の変化が離婚を決断させることもあります。

熟年離婚だからといって、通常の離婚と異なるわけではないのですが、婚姻期間が長いがゆえに、財産分与が複雑になっていることがあります。また、長年の恨みつらみが募り、離婚協議が困難であったり、年齢的に再出発に不安を抱きやすく、一方が離婚に応じてくれない場合もあります。

それぞれの選択

「夫婦関係が長くなってきたけれど、このままでいいのか迷いがある」そんな方にとって、死後離婚・熟年離婚というワードはある種希望をもたらすワードとして捉えられるかもしれません。(加えて、卒婚なんていう選択肢もあったりします。)

梅子さんの時代と違い、現代の私たちには選択肢があります。どんな選択肢があり得るのか、死後離婚についてもっと知りたい!という方はぜひ以下のコラムも読んでみてくださいね。

<虎に翼>から学ぶ死後離婚という選択肢

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