「安全性示す情報にも耳を傾けて」北海道新聞朝刊にインタビュー掲載
2018年8月21日付の北海道新聞朝刊「興味深人」に私のインタビュー記事が掲載されました。インタビュー形式とはいえ、新聞が、安易な両論併記を避け、このような大きな扱いで子宮頸がんワクチン問題を取り上げたことに、変化を感じています。
世界では、子宮頸がんワクチンに限らず、科学的根拠のない反ワクチン運動が何度も起きています。その代表的なものが、1998年に起きた麻疹ワクチンが自閉症を起こすというワクチン薬害デマ「ウェイクフィールド事件」です。
後に、薬害を起こすというデータが捏造であることがあるジャーナリストによって暴かれ、ワクチン接種率は回復に向かいましたが、デマを流した元医師(この件で医師免許をはく奪)がアメリカに渡り、トランプ政権で重用されていることもあり、いま欧米を中心として反ワクチン運動が再興しています。欧州における今年の上半期の麻疹患者数は41000人。史上最高を記録した2017年の23,927人を大幅に上回るペースで、記録を更新しています。
反子宮頸がんワクチン運動を現在進行形で率いている日本は、海外の歴史から学ぶことが多くあります。
ウェイクフィールド事件についての詳細は「10万個の子宮」第3章をご覧ください。
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