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文系女医の書いて、思うこと【スタンダード】

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2024年5月の記事一覧

わたしのリハビリメニュー

3月に右顎の下にできた腫瘍の摘出手術を受けました。 術前の説明では、舌の動きが少し悪くなるかもしれないというだけの話でした。しかし、手術が終わって目覚めると、

米軍製!新型コロナユニバーサルワクチンの簡単解説

コロナウイルスのようなパンデミック傾向のある感染症対策の難所は、ワクチンの効かない新たな変異株が出現し、パンデミックがくり返されることだ。世界では2020年から、全てのコロナウイルスに有効な「ユニバーサルワクチン」の開発が始まっていた。 コロナと同じくパンデミック傾向のあるウイルスにインフルエンザがあり、こちらのユニバーサルワクチンは2009年の新型インフルエンザ流行時に開発が本格化したが、今日に至るまで成功していない。 ところが先週、世界初となる新型コロナのユニバーサル

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ハンブルク麻薬使用室前で男に追われる

2月28日付の記事で、ドイツには「麻薬使用室」と呼ばれる、麻薬常用者が清潔な針と消毒を使って麻薬を使用するための施設があること、また、ハンブルクでは麻薬使用室周辺の治安が悪化しているため、4月から周辺地区の再開発が計画されていることについて書きました。 あれから、再開発は進んでいるのか、麻薬使用者たちはどうなったのかーー。今日は体を張って撮ってきた写真と共に現状をレポートします! 「ドイツのための選択肢」の提案ハンブルク中央駅の北口を出て右手へ曲がると、左前方には長距離バ

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「大麻はお酒より100倍安全」?今なぜ欧米では大麻合法化が進んでいるのか

エイプリルフールではない。4月1日、ドイツでは18歳以上の成人の娯楽用大麻が合法化(非犯罪化)され、1世帯で3株までの大麻の栽培と、1回につき最大25グラムの乾燥大麻の所持(自宅では50グラムまで)が認められるようになった。 「青少年の目に触れない場所で」という趣旨なのだろうが、「9時から20時までは学校やスポーツセンターの近く、『歩行者ゾーン』での使用は禁止」という謎の条件までついており、まるでお酒やタバコのような感覚で大麻が使えるようになった。 欧州に来て驚いたのは、

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