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文系女医の書いて、思うこと【プロフェッショナル】

「文系女医の書いて、思うこと【プロフェッショナル】」はわたしが書くすべての記事を読みたいという方、定期購読で応援してくださる方向けです。執筆の舞台裏エピソードや医療関係者向けの特…
内容の詰まった記事を更新していきます。「文系女医の書いて、思うこと。【スタンダード】」とだいたい同…
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#PCR検査

ロックダウンで変わる街の景色

【追記 2021年3月5日】昨日3月28日までのロックダウンの決まったドイツにおける、検査に関する重要なルールの変更について追記しました。 ブティックの並ぶハンブルクの目抜き通り。お店はすべてクリスマス前から4ヶ月もの間、閉まったままです。それでも春の陽気に誘われて、散歩している人もかなりいます。 ブランドの宣伝になるのでしょうか。ロックダウン中でも、ショーウインドウに商品をきれいに並べている店がほとんどです。 赤い大きな花を背景に水色の春らしいワンピースを飾った、おし

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24時間監視カメラ付、新型コロナなら「軽症でも入院」を検証する

「当然、自宅での隔離だと思っていました。ひとり暮らしで家族にうつす心配もありませんし、熱も下がっていたので」 新型コロナに感染し、都内の病院に入院したという40代の会社員男性はこう話す。男性の症状は、軽い咳と熱だけ。新型コロナの典型的な軽症例だ。 しかし、男性の住む地域では「感染者は全員医療施設に入院」というのが区の方針である。入院する頃には病室内で「筋トレができるほど」にまでに回復していたというが、都内の医療施設にある、監視カメラ付きの病室に入院することになったのだとい

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「世田谷モデル」VS「日本モデル」

世田谷モデルと日本モデル、その大きな違いは「無症状の感染者をどうやって見つけるか」という根本的な問題に対する関する考え方です。この記事を含め、今月もお得な定期購読マガジンに役に立つ記事をたくさん入れています。 「誰でも、いつでも、何度でも」をうたう世田谷区のPCR検査体制「世田谷モデル」が物議をかもしている。8月24日には、地元世田谷区医師会が、いわゆる「世田谷モデル」と世田谷区医師会PCR検査センターは「全く関係ありません」との声明を出す事態にまで発展した。 同声明によ

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「PCR検査を一切しない」という選択肢

先日、わたしのnoteで欧州の新型コロナ会議の議長でウイルス学者のクリスティアン・ドロステン氏が書いた寄稿を紹介したところ、たくさんのアクセスがありました。一部の人たちの間では「日本の対策を勘違いして絶賛」「ドロステンの個人的意見」といった声もあるようですが、そうなのでしょうか。今月もたくさん気合いの入った記事を入れています。ぜひお得な月額マガジンで。 EUの新型コロナ対策会議の議長、クリスティアン・ドロステン氏は8月6日、独「ZEIT」紙に、流行再拡大の可能性が高い秋への

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PCR信仰と予言の自己成就

2020年、日本の新型コロナ対策で最も特徴的だったのは、PCR検査の実施件数へのこだわりでした。 WHOは3月17日、「感染を疑う人」を徹底的に追跡して流行状況を把握することを目的に、「検査、検査、検査」と呼びかけました。これを「感染を疑う理由のない無症状の人もみな検査しろということだ」と曲解して報じたメディアもありましたが、WHOは翌18日の会見で、「検査、隔離、追跡」と言いかえています。 MERS(中東呼吸器症候群)を契機としてPCR検査態勢の整った韓国、SARS(重

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第2波およびロックダウン回避の鍵は「日本のやりすぎないPCR検査」にあり

SARSを発見したウイルス学者で、独アンゲラ・メルケル首相のアドバイザー、EUの新型コロナ対策会議の議長でもあるクリスティアン・ドロステン教授が、ドイツの主要新聞に「第2波とロックダウンを防ぐ鍵は日本の対策にある」と寄稿しました。 ドロステン氏の寄稿の詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。 以下、ドイツ語原文の英語の自動翻訳です。日本に関係する部分は日本語に翻訳してあります。 (追記:8月15日、翻訳部分を増やし、図を追加しました)

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PCR検査は夜空を見上げて流れ星を数えるようなもの

PCR検査による新型コロナ感染者の全数把握はできません。PCR検査の精度は100%ではなく、症状のある人を検査した場合であっても3割くらいは「陰性」と判断してしまう偽陰性があるからです。 昨日感染していなかった人が今日感染することもあるし、毎日世界中の人を全員検査をすることもできません。 PCR検査はいわば、夜空を目で見て流れ星の数を数えるようなもの。 見る人によって、見る場所によって見ることのできた流れ星の個数が変わってくるのは当然です。 「この辺に感染者がいそうだな

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今さらPCR検査を拡大するよりずっと有効な戦略

緊急事態宣言が明けて以降、感染者との濃厚接触歴があるわけでもない無症状の人にPCR検査の対象を拡大している日本。緊急事態宣言前のレベルの数字に増えたまま減ることのない新規感染者数とは裏腹に、今のところ重症者や死者の数は増えていません。 1週間に50万件と世界最大のPCRキャパシティを誇るドイツでも、日本と同じように、症状や行動歴から「医師が必要と判断した人」だけにPCR検査を行うという方式でやってきました。 が、ロックダウン解除後の動きは日本とは逆です。 偽陰性があって

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PCR陽性だった友人家族の抗体検査の結果

「PCRに感染した友人家族がPCR検査を受けるまで」の続きです。 4月に入ったある日、キャサリン一家は抗体検査を受けることになりました。PCR検査を実施した医師から電話があり、小児の新型コロナに関する調査をしているので家族全員で検査を受けて欲しいというのです。 結果はどうだったと思いますか? 「なかったのよ!せっかく10日も自己隔離までして、抗体はできてるって思ってたのに」 抗体検査の結果を伝える電話をくれたのは、主治医が話していた「子どもと家族クラスター」の研究を行

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5月7日のWHOブリーフィング「PCR検査が足りていない国はどこか」

最近、noteの更新があまりできていなくてすみません。これからまた書いていきます。一時期はPCRをたくさんやっていた韓国が一押しだったWHOですが、PCRをたくさんやったのに医療崩壊を起こしたイタリアの例もあり…。

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3月30日のWHOブリーフィング「日本のPCR件数は足りているか」

精度が100%ではないPCR検査は、実施件数のうち何パーセントが陽性なら「十分な検査が行えており(ほぼ感染者を見つけられている)」、何パーセントがなら「十分でない(見逃している感染者が多い)」と言えるのでしょうか。具体的な数字がWHOから示されました。日本の数字も入れておくので、日本の検査件数は十分なのか。ぜひ読んでみて下さい。3月26日の分をアップする時間がなかったので30日の分とまとめてアップします。

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流行のピークを低くすることが大切な理由ーPCR検査を考える②

いつもご購読、応援、ありがとうございます。「文系女医の書いて、思うこと。」をご購読いただいている皆さま限定の記事です。「なぜ「検査、検査、検査」なのかーPCR検査を考える①」と合わせてご覧ください。

なぜ「検査、検査、検査」なのかーPCR検査を考える①

新型コロナウイルスの感染が欧米諸国でも急速に拡大しています。WHOは3月16日の会見で「検査、検査、検査」とくりかえし、新型コロナの感染が疑わしい患者に対する積極的なPCR検査を呼びかけました。 感染拡大に伴う不安感が高まるなか日本では、症状のない人まで全員にPCR検査することを求める議論も登場。「検査、検査、検査」は日本に向けられた批判ではないかとする向きもありますが、本当にそうなのでしょうか。 受ける側のメリットはないPCR検査

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3月18日のWHOブリーフィング「検査、隔離、追跡」

これまでの会見者(テドロス事務局長ほか)を記者がコの字型に囲む狭い会見場ではなく大部屋のエクゼクティブ会議室での会見。これについて冒頭で「物理的な距離を取るために」と説明。3月17日、WHO本部の職員2名に感染が確認されたという報道があったばかりだった。昨日の会見の「検査、検査、検査」は、今日の会見では「検査、隔離、追跡」に。5つの治療法に関する国際的な治験ネットワーク「ソリダリティ・トライアル」が開始。ヨーロッパで国ごとに死亡率が大きく異なる理由、これからのヨーロッパでの流

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