15歳のひとり旅インド*11日目
ものすごく密度の濃い1日だった。本当にずっと喋っていた気がする。ビジネス英語は上達しただろうか。
朝、4日間お世話になったステイ先の家族とのお別れ。
インドのドレスをプレゼントにくれたので、早速それを着てみた。着心地も良くピッタリだ!昨日の夜に、13歳の娘さんに浴衣を着せてあげて、とても喜んでいたので嬉しかった。彼女は折り紙のコンテストで優勝したことがあるらしく、私が教えられることもないので持ってきた折り紙のセットをあげた。
移動して、一昨日紹介してもらったばかりの友人の家に向かう。ミネルバ大学に通う友達に聞いてみたら、ハイデラバードに住むクラスメイトを紹介してくれた。さっそく連絡を取ると、家族も私に興味を持ってくれたようで、家に招待したいという。もちろん承諾し、とても楽しみにしていた。前日の夜にわざわざアレルギーや好みの確認もしてくれて、そういえばインドでアレルギーという単語を聞いたのは初めてだと思った。日本人と違い、アレルギーが少ないのだろうか。それとも自分で管理することが当たり前の文化なのだろうか。
ビジネス街に位置するとても綺麗なお家だった。
緑の豊かな庭とつながるテラスに通され、そこから2時間、絶え間なく質問が飛んできた。その友人、お母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃんに囲まれて、私のこと、インドはどうか、日本のこと(ほとんど教育だった)など誰かしらが聞いてくるので、どんどんスピードも早くなり、すごく頭を使った気がする。
午後に次の予定があったので、早めのランチでもてなしてくださった。
パリパリのクレープのようなドゥサは、ココナッツのソースか、デーツで作られた甘いソースとミントとカルダモンを混ぜ合わせていただく。
炊き込みご飯のようなものは、シンプルな味付けですごく私好みで、硬めのお豆の食感と何かわからなかったが緑の葉っぱの野菜の組み合わせがとても良い。
途中で自家製のレモネードとケーキを出していただき、どちらも甘さは控えめで、本当にありがたかった。
終わりかと思ったら、最後にはこれよとほうれん草とダルのカレーをよそってくださり、これもまた食べやすく、お言葉に甘えておかわりさせてもらった。今日の夕食は要らなそうだ。
招待してくれた友人は中学生の時に本を書いたらしく、その本をプレゼントしてくれた。とても面白そうなので、次の飛行機で読もうと思う。私と同い年という彼の弟(学校らしく会えなかった)は絵がとても上手で、世界中の建築物を描いたカレンダーもお土産にくれた。東京タワーもあって嬉しかった!
ハイデラバードに来てからなんとなく聞いてみたことが、こんな素敵な出会いになったので、なんでもダメもとで言ってみるのだなと改めて思わされる。本当にありがとう!
そのあとは、インド最大のインキュベーション施設であるT-Hubを訪れた。
エネルギー管理システムを開発するIT会社、コメの流通問題に取り組むアグリテックと意見交換させてもらい、とても興味深かった。AI教育プログラムを提供しているスタートアップとは、今後日本の学生に向けた起業プログラムを準備しているので、良いコラボできそうだ。
施設の見学に連れていってもらい、それぞれが思い思いの環境で働いていて、すごく居心地が良かった。隣にあるT-worksでは、その場でアイデアを形にできる施設が整っていて、3Dプリンタから、陶芸まで幅広く用意されていた。
ここまでたくさんの人と速いスピードで話し続けていたので、インド工科大学ハイデラバード校へ戻る車の中ではずっと寝ていた。到着して、ここ数日お世話になったドライバーさんともお別れだ。
また明日に備え、市内とはまた違った環境だが、存分に楽しむために休みたい。