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【レシピ】じいのがめ煮

今日近所を散歩していたらリスを見かけました!
リスが出るような地域ではないと思っていたのでびっくりしました〜笑

近所で見かけたリス

さて、今日は昨日の投稿で写真をあげた、祖父(じい)から受け継いだ「がめ煮」のレシピ紹介です。

「がめ煮」は九州地方の郷土料理で正月料理の定番だそうです。
熊本出身の祖父はお正月に近所を歩くと、どの家からもがめ煮の匂いがしていたと言っていました。
筑前煮との違いとして、「がめ煮は骨付き肉を使う」「がめ煮は材料を油で炒めない」といったものがあるようですが、祖父のがめ煮は普通の鶏肉だし油で炒めるので、ほぼ筑前煮なのかもしれません。笑
顆粒だしを使う簡単レシピなので、ぜひ挑戦してみてくださいね!

じいのがめ煮【レシピ】

材料

  • 里芋⋯4~5個(小さめの場合はもう少し増やしてください)

  • にんじん⋯1本

  • こんにゃく(小)⋯1丁

  • ごぼう⋯1本半

  • れんこん⋯かなり大きめサイズの2/3(250グラム程度)

  • 干し椎茸⋯5個

  • 鶏肉⋯大きめ1枚の2/3程度
    〈調味料〉

  • 昆布だし(顆粒)⋯1本(5グラム)(リケンのもの:写真参照)

  • 昆布つゆ⋯大さじ1半(ヤマサのもの:写真参照)

  • 砂糖⋯大さじ1半

  • みりん⋯大さじ3

  • しょうゆ(濃口)⋯大さじ1半

  • 酒⋯大さじ3

顆粒昆布だし
昆布つゆ

事前準備(前日)

干し椎茸をひたひたの水で一晩かけて戻しておきます。(祖父はかなり小さめのタッパーで戻していたので、戻し汁がかなり濃い目の色になっていました)

材料カット(当日)

祖父のがめ煮に近づけるためには、材料のサイズ感が最大のポイントだと思っています。
気合いが必要になりますが、材料をカットしたら後は煮るだけ!頑張りましょう…!

材料カット(気合い)

〈里芋〉
厚めに皮むきして乱切りにします。

〈にんじん〉
1本を縦半分にカットして乱切りにします。

〈こんにゃく〉
熱湯で下茹後、縦3等分にカットして手で細かくちぎっておきます。

〈ごぼう〉
水洗いしたごぼうを、包丁で表面を削るようにして皮をそぎ落とします。(完全にツルツルではなく、少しだけ皮が残るような状態が理想)※包丁を使わず、丸めたアルミホイルで擦ってもOK

2センチ幅くらいに斜めにカットして、酢水に浸しておきます。

たぶん伝わらないであろうイラスト(ごぼう)

〈れんこん〉
※祖父に教わった際にかなり太めのれんこんを使ったので、いつも同じようなサイズ感のものを選んでいますが、大きさに応じて切り方は変えてください。

縦半分にカットしたれんこんを更に1/3にカットして、酢水に浸しておきます。

たぶん伝わらないであろうイラスト②

そして1センチ幅くらいにカットします。

〈干し椎茸〉
前日から戻しておいた椎茸を細かくカットします。
煮ている間に膨らむのでかなり小さめを意識してカットします。
※椎茸の戻し汁は後で使うので捨てないで

椎茸のサイズ感:参考

〈鶏肉〉
縦に3〜4等分にカットして、更に細かくカットします。(干し椎茸と同じくらいのサイズ感をイメージして、かなり小さめなのがポイント)

鶏肉のサイズ感:参考

【作り方】


煮物用の鍋に油を大さじ2くらい熱して、菜箸を当てた時に泡がぷくぷくっとなるくらい温まったら、鶏肉を入れて炒める。
※油は米油を使っていますが、田舎ではごま油を使う家庭が多いようで、ごま油でも美味しいと思います。

②鶏肉の色が完全に変わる前に、里芋以外の材料を入れて油をなじまるように炒める。

里芋投入前


③全体に油が回ったら、椎茸の戻し汁と水を材料ひたひたになるくらいまで加える。(水は500ccくらいから調整するイメージ)

④顆粒昆布だしを加えてアクが出てきたらすくう。

水と椎茸の戻し汁と昆布だし投入


⑤かなり沸いている状態の鍋の中に、里芋を加える。

里芋投入


⑥調味料を全て加えて、沸き立ってきたら落とし蓋をして弱火で30〜35分煮込む。

煮込む


⑦煮汁が半分〜1/3くらい残っている状態で火を止める

こんくらいで火を止める

⑧一晩寝かせるとネットリととろみが出ているはず。食べごろです。

食べごろ

なんだか作り手の達成感もあって、お正月の間はずっと美味しく食べれるレシピなので、もしよかったら作ってみてくださいね。
誰かのお家の定番お正月レシピになったら嬉しいです~!


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