新潟・鳥取旅行記
新潟と鳥取に行ってきました。
日本海に面した二つの都市を旅した記録です。
新潟編
新潟と弥彦合わせて4日間の滞在でした。
越後湯沢にスキーに行ったことはあったのですが、新潟に降りたのは初めてでした。
マリンピア日本海
新潟駅からバスに乗って25分くらい、マリンピア日本海に到着しました。日本海に面した水族館に行ったのは初めてでした。
ちょうど時間があったので、イルカショーを観ました。カマイルカとバンドウイルカが登場します。イルカの鼻の位置や視力、どんな声をしているかなど、イルカの体のつくりや運動能力を解説してもらえます。ショーのあとは、イルカについて質問できるなど、じっくりイルカについて知ることができるショーでした。
水族館のすぐ近くが海なので、日本海を見に行きました。
日本海に行くといつも曇天です。五十嵐浜の方の砂浜にも行きたかったな。
海とは反対側の、新潟縣護國神社も訪れました。
かなり綺麗で立派な神社で、七五三などの行事で訪れる人が多いようです。彌彦神社、白山神社と並び、「新潟の総鎮守」として新潟県を代表する神社とのことでした。新潟出身の友人に、水族館行くならここにも寄っておいでよ、と勧めてもらいました。神社近くのバス停付近には、新潟県醸造試験場があり、興味深かったです。新潟大学を訪れた際にも、新潟大学日本酒学センターがあったりと、日本酒で有名な新潟を感じました。
萬代橋
水族館から新潟駅まで戻るバスを途中下車し、市内をぷらぷらしました。
途中の居酒屋で、お刺身と日本酒(村祐)をいただきました。滞在期間中に、のどぐろのお刺身と焼き、する天、へぎそば、イタリアン(ご当地B級グルメ)、新潟大学生協の醤油ラーメン、新潟5大ラーメン、笹団子などを食べました。訪れた居酒屋さんは、旬魚酒菜 五郎、いかの墨の2つです。どちらも靴を脱いで上がるタイプのお店でした。
古町通りのアーケード街を眺めて、萬代橋で信濃川を渡り、万代シテイバスセンターをぶらぶらして、新潟駅に戻りました。
萬代橋はかなり大きくて立派な橋で、川沿いが歩けるようになっていて、釣りをしている人がいました。開けていて景色もいいし、河口に向けて工場の煙突が見えたり、新潟日報メディアシップの船の帆のようなビルが見えたり、気持ちの良いところです。新潟市のマンホールは、新潟市のシンボル的存在の萬代橋(バンダイバシ)が幾つも並んでいるデザインになっています。
バスセンターは、焼きそばにミートソースをかけた料理・イタリアンのお店「みかづき」や「万代そば」の立ち食いカレーが有名らしいです。新しい土地に来たら、街を散歩するのが一番楽しいですね。
新潟駅は、北口から南口にかけて駅下がバスロータリーになっていて、さまざまなバスが出入りしていました。ちょうど開業120周年で、再開発が進んでいるようです。今回の滞在でも、バスをかなり利用しました。
ぽんしゅ館
新潟駅構内のはずれにある、ぽんしゅ館に行きました。
越後湯沢のぽんしゅ館に続いて、2箇所目のぽんしゅ館です。やはり飲み比べ、500円で最大おちょこ5杯の日本酒を飲むことができます。
新潟ラーメン
新潟はラーメンが有名らしく、5大ラーメンと呼ばれるジャンルがあるそうです。新潟駅構内で全部の種類を制覇できるらしいです。
今回は、新潟駅南口からすぐの「三吉」で新潟あっさり醤油ラーメンを、新潟駅内の「燕三条 酒麺亭 潤」で燕三条背脂ラーメンをいただきました。
次回は、ぜひ新潟濃厚味噌ラーメンを食べてみたいです。
彌彦神社
弥彦村も訪れました。
新潟から車で1時間、電車で1時間半くらいのところにある新潟県内でも特に人気のスポットとのことです。周辺は田んぼに囲まれ、米どころの新潟に来た!という気持ちになりました。この辺りでは、伊彌彦米(いやひこまい)というコシヒカリがとれるようです。弥彦の神様は、越後の国を開拓し、新潟県に稲作を広めたと伝わるそうです。
弥彦神社は、弥彦山の麓にあるとても立派な神社でした。
一度は訪れてほしいなと思う場所です。鎮守の森が本当に立派で、あの神聖な感じは例え難いものがあります。しんとしたあの空気、夕方の寂しい雰囲気が沁み入りました。あまり時間がとれず、爆速でのお参りになってしまったのが心残りです。
一の鳥居近くには、明治天皇弥彦行在所跡がありました。弥彦山山頂まではロープウェイで登れるそうです。今回は時間が合わず、山頂までは行けませんでした。弥彦神社近くの宿に泊まり、温泉を楽しみました。
本当にいいところだったので、ぜひもう一度のんびり訪れたいです。
お土産も充実していて、玉兎(たまうさぎ)と呼ばれるウサギをかたどった落雁や、伊彌彦米を使用したクラフトビール「伊彌彦エール」、伊彌彦米を使ったポン菓子などがあります。酒屋やよい、越後みそ西 弥彦笹屋店に立ち寄りました。
鳥取編
鳥取に4日間の滞在でした。
東京から、東海道新幹線で姫路駅まで、そこから特急スーパーはくとに乗り換えて、鳥取駅に到着します。鳥取が初めての一人旅でした。
姫路城
姫路駅で2時間くらい乗り換えの時間を持つことができたがので、姫路城に行ってきました。姫路駅からまっすぐに姫路城が見えます。アーケード街をぶらぶらして歩いて行くと、姫路城に到着しました。
姫路城敷地に着いても、まだまだ天守は遠く、三の丸広場をぐるーっと回って、もっと奥に行かないとお城に入れません。本当に広いです。城内は、白い漆喰の美しい壁に、鉄砲の覗き穴(狭間)、揚羽蝶(池田氏)や三つ巴(松平氏)、五三の桐の瓦紋、鯱など、本当に美しい城でした。天守は、5重6階でとにかく高く、靴を脱いで板張りの建物内を階段で登っていきます。とにかく階段が滑りやすい上にとてつもなく急で、足がとても疲れました。特に下りが怖かったです。
西の丸にある化粧櫓や百間廊下も内部の見学が可能で、長い廊下を歩くことができました。11月に訪れたのですが、少し紅葉が始まっていて、とても綺麗な眺めでした。
スーパーはくと
姫路城を堪能して駅に戻り、回転焼の御座候を買って、スーパーはくとに乗り込みました。とにかくこの御座候が美味しかったです。美味しすぎて、帰りの乗り換えでもダッシュで買いました。小豆の粒餡(赤あん)と白インゲン豆の餡(白あん)があり、どちらも冷めても美味しいです。
スーパーはくとは、クラシックな車内で窓が大きく、景色を存分に楽しむことができました。唱歌「ふるさと」に歌われる「兎追いし彼かの山」はこの辺りなのでしょうか。鳥取県庁近くの久松公園入口には「ふるさと」の歌碑があるそうです。
鳥取県庁
鳥取駅から街を歩くと、県庁に着きます。
商店街は静かで、夜から開く居酒屋さんが多い印象でした。因幡の傘踊りに使われる傘がデザインされた消火栓蓋がありました。
上層階にある県庁食堂で、素ラーメンを食べました。和風出汁の中に中華麺を入れた素ラーメンは、鳥取市のソウルフードになっているそうです。次の日はカツ丼の定食を食べました。
駅前の商店街は、MVでも登場したりしています。
食べ物
日本海の海鮮とくに松葉ガニ、大山の鶏や牛乳、日本酒や砂場コーヒーも有名です。いろいろ食べられました。街中に昆虫食の自販機があってびっくりしました。お土産に白バラコーヒープリンを買ったりもしました。
鳥取大学乾燥地研究センター
鳥取大学が、砂丘地の農地利用を目的として研究に取り組んでいるセンターです。乾燥地研究に取り組む日本唯一の研究機関とのこと。
アリドドーム(Arid Land Domeの略称)では、乾燥地の植物が栽培されていました。砂地にガラスで作られたドームが建っているのはすごいことらしいです。確かに、砂地にこんな重いものが乗っていたら沈んでしまいそう。
中は乾燥地の環境が再現されていて、秋にもかかわらずかなり暑かったです。長時間居たら倒れてしまいそうでした。大きなナツメヤシに圧倒されました。
ミニ砂漠博物館では、乾燥地のジオラマや、乾燥地植物の種子、世界の砂などを観察でき、かなり充実の内容で、興味深かったです。乾燥地に特化した展示を見たのは初めてでした。
乾燥地植物の実験圃場の方には、実際の農地で移動式の水やり装置などが稼働し、実験を行っているそうです。あれほどの砂地でらっきょうやナガイモ、白ネギなどが育つことにびっくりしました。この辺りは、実は街の下の土地も一帯が砂地とのことで、不思議な土地に驚きっぱなしでした。
鳥取砂丘
砂丘東側を見学しました。馬の背を登って日本海を眺めたり、調査杭、砂丘の植物を観察したりしました。調査杭は、砂丘の砂の移動状況を調査するために100mごとにマス目状に設置してあるらしく、現在地を知る手がかりになります。砂はとてもサラサラしており、少し掘ると湿っていてひんやりしていました。季節の風などによって馬の背も移動していることや、風紋などの砂丘独特な地形の説明を受けました。
やはり、聞いているだけでは感じられないこともあるんだなと思います。実際に行くことで、圧倒的なスケール感で砂丘が見られたのは、とてもいい経験でした。こんなに砂があるのか!こんなに広いのか!こんなに大きい丘があるのか!と驚きました。
砂丘会館でお昼を食べ、お土産を買いました。海鮮丼美味しかったです。
砂丘会館と鳥取駅でお土産を買いました。訪れた2022年は、コロナの影響がまだ残っており、お買い物クーポンをもらったので、たくさんお土産が買えて楽しかったです。
砂の美術館
砂丘会館から少しいったところに、鳥取砂丘 砂の美術館があります。砂を使った彫刻作品を屋内で展示する美術館です。室内展示と屋外展示があります。訪れた時はエジプトがテーマだったようです。
館内は結構広く、大きな砂像に圧倒されます。平面的でありながらもダイナミックな立体感を感じる砂像は、面白かったです。意外と奥行きがあってびっくりしました。
今回の旅行記では、日本海側二つの都市に行った記録をまとめてみました。
どちらも基本はひとり旅、鳥取の方は一部ツアーに参加しました。
やはり、新しい土地を一人で散策するのは楽しいですね。街をぶらぶら散歩して、地元のご飯を食べ、地酒を楽しむルーティンがはじまった思い出の旅です。
前回の旅行記はこちら↓