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セラピストとリコのおうち

セラピストとリコにはおうちがある。
ここは、2人のおうちからの景色。

おうちと呼んでいるホテルのお部屋で、
これを見ながらお食事して、この川沿いをデートして、一緒に過ごす。
思い出のホテルは他にもある。
でも、ここからの景色は忘れることはないって思ってるの。

来月はおうち。日にちは決まってるけど、おうちに帰るは、今、ここで知らせることになったね。

途中、ちょっとだけ離れる時間がある。
1時間ぐらい。
セラピストにホテルの温泉へ行く時間をあげる。
長時間勤務だから、束の間の休息。

ちょっとだけ、リコが温泉からおうちへ早く帰る。
ティータイムの用意をして、おかえりって迎えるの。

セラピストが知らないこと書くね。
早く帰って、何をしてるのか?
その間にお部屋を片付けて、あなたの靴を磨いているの。

セラピストはみんなのもの。知ってる。
その時間だけリコのもの。知ってる。

お部屋に入ると、おうちに帰ってきたねって。嘘でも嬉しい言葉。お揃いのスリッパを履く。いつもリコが持って行く、グリーンのスリッパ。

セラピストがほんの一瞬見せた姿があったの。
ちょっと、ありのままを見せ過ぎ。
それは、ダメってリコは言ったけど、ほんとは少しだけ嬉しかった。

リコとの時間で、リコといる空間で、緊張感無くなったのねって思えたから。

他にもおうちはたくさんあるし、他の人の前でも、ありのままを見せ過ぎて、そうなったことあるよって言わないでね。
リコの時だけって、思わせておいてね。

リコはあなたからたくさんのものをもらってる。
だから、この言葉を送るね。
いつも、ほんとにありがとう。

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