活動失敗談
結成してから一年半が経つ立教報道クラブ碩路ですが、振り返れば様々な活動に挑戦し、失敗も経験してきました。今回は活動の中で起きた印象的な失敗をまとめます。
① 東京湾シャチ探し&釣り(2022年秋)
東京湾にも時折シャチがやって来ると知った部長は無謀にもシャチをカメラで撮影し、記事にすることを夢見ました。
しかし東京湾の広さを知らない部長は、お台場の淵に部員を呼び出し、釣りを始めました。
まさかシャチが釣れると考えていたわけではありません!
普段行わない釣りを通して、釣りへの理解を深めると共に部員同士の中も深まればと考えたのです。
しかし、釣り経験者がおらず釣り道具の使い方が分からない、思いのほか湾岸の地形が複雑で皆の集合場所が分からない等トラブルに見舞われ、朝7時から釣りを始めるつもりが、実際に始まったのは午後2時でした…。
残念ながらシャチは見つからなかったのですが、近くの釣具屋さんの手伝いもあり、カタクチイワシ数匹を釣ることができました。事前準備・学習の大切さを痛感したフィールドワークになりました。
② 荒川河川敷 生態調査(2023年夏)
長野県から埼玉、東京と流れる一級河川荒川ですが、一体どんな生き物が生息しているのか、気になった部長はメンバーと共に調査に向かおうとしました。
現地に着くと集まったのは部長と1人のメンバーのみ。史上最小人数でのフィールドワークが始まりました。なぜ皆が集まらなかったのか。原因は明らかでした。
我々二名は虫かご・虫あみを持ち、昆虫を取る気満々だったのです。つまりこのフィールドワークは生態調査を謳った昆虫採集でした。驚くことでもありませんが、最近の大学生は昆虫採集をしません。虫が好きな人は少数派なのかも知れません。
そんな寂しさを感じつつも、我々は昆虫採集を始めました。はじめは高い土手にいたチョウやバッタを捕まえて写真を撮り、逃がすことを繰り返し順調でした。
いよいよ甲虫を捕まえようと河川敷の森に近づくとそこは大きな水溜まりがあったのです。これでは森に入れません。水溜まりを迂回しようとするうちに、河川敷から離れてしまい気温も高かったのでそこで調査は終了となりました。
実はその数日前に台風が荒川上流を通過し、荒川は増水し、文字通り荒れていたのです…。
今回も準備不足に加え、特殊なテーマを扱ったことも部員の参加に繋がらず反省点となりました。ただ参加メンバーが少なかったことは、フィールドワークの結果を踏まえると不幸中の幸いなのだと思います。
これらの失敗から、好奇心を持つことは大切なことですが、事前に知り得た情報を確認せず、現場に飛び込むことは良い結果を生まないことが分かります。人数不足の為、今年度いっぱいで登録団体としての活動は終了する予定ですが、この経験は今後の人生で役立てていきたいと思います。
下のクワガタは新座キャンパスで取れたものです。
カッコいいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?