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「東京マラソン2024」に立教大学チームがボランティアとして参加しました!

「立教チームで活動する1dayボランティア」の活動として、3月3日(日)に開催された「東京マラソン2024」に参加しました!

今回立教チームは、「40km給水所」の運営を担当。当日は48人(立教生45人、ボラセンスタッフ3人)が2つのグループ(担当場所)に分かれて活動しました!


東京マラソン=東京がひとつになる日?

東京マラソンは、アボット・ワールドマラソンメジャーズ(AbbottWMM)という世界で最も有名で大規模な6つのマラソン大会(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークシティマラソン)の1つです。
これらの大会では、ポイントを獲得することができ、そのポイントにより賞金も発生するので、世界中からエリートランナーが参加します。
今回はパリオリンピックに向けた日本代表選考レースにもなっていました。

また、6大会の全てを完走したランナー(Six Star Finisher)には、その素晴らしい功績を称え、各大会での記録が入った名前入りの完走証「AbbottWMM Six Star完走証」が発行されるため、世界中からマラソン愛好家も集まります。

大会当日は、38,000名(マラソン:37,500名、10.7km:500名)のランナーだけでなく、様々な役割で大会を支えるボランティア、そして沿道で応援する観客・市民など、多くの人が集いこの東京マラソンを盛り上げるため、まさに「東京がひとつになる日」となるのです。

マラソンコースは、START:東京都庁〜水道橋~上野広小路~神田~日本橋~浅草雷門~両国~門前仲町~銀座~田町~日比谷〜FINISH:東京駅前・行幸通りです。普段は多くの自動車が行き交う都心の道路を走ることができるため、ランナーにとってはなかなか当選しないほど倍率の高い、憧れの大会となっています

東京マラソンWEBサイトより

東京マラソンの「ボランティア」

東京マラソンを支えるボランティアはホスピタリティあふれる東京マラソンの象徴のような存在と言われており、事前の「ランナー受付」や当日のスタートエリアでの「入場時手荷物サポート」「出発誘導」、コース内での「給水・給食の配付」「コース管理」、フィニッシュエリアでの「ドリンクや給食物、ランナーローブ、完走メダルなどの配付」「ランナーの案内・誘導」「手荷物返却」など、スタートからフィニッシュまで続く長い道程の様々な場所で、あたたかい心と笑顔でランナーを支えています。

参加者募集説明会の申し込みはなんと、164人!

立教大学ボランティアセンターでは、この東京マラソンをボランティアとして支えるために、チームエントリーを行いました。当選したボランティアの参加枠は50名、役割は「40km給水所」に決まりました。

メンバーを募集するために池袋・新座(+オンライン)で開催した「募集説明会」には164人からの申し込みが!
昨年度に続き、東京マラソンやスポーツボランティアへの関心の高さを実感しました。
その後、公平に抽選を行い、50人(学生47人、ボランティアセンタースタッフ3名)が立教チームのメンバーとして正式に決定しました。

また今回は、昨年度の参加学生2人が「リーダー」に、別の2人が「サポーター(立教チーム独自の役割)」を担当し、新たに参加する学生をサポートできるような体制を整えました。

事前説明会で準備完了!

「東京マラソン2024」の開催日前日にあたる3月2日(土)には、池袋キャンパスで「事前説明会」を実施し、メンバー同士の顔合わせや当日の活動内容、それぞれの動きの確認を行いました。

前半は、リーダーが別日に開催された「活動別ボランティア説明会」に出席し、そこで確認した活動内容の詳細をチームメンバーに共有した他、当日使用するウェアや帽子、ナップサックなどのグッズ配付を行いました。

後半からは活動グループごとに分かれ、アイスブレイクを通した顔合わせをしたり、休憩時のグループを確認したりしました。

ここで実施したアイスブレイクは、サポーターの学生が中心となって企画したもので、その運営もサポーターの学生が行いました。
初対面の人ばかりの中で緊張している学生が多かったのですが、このアイスブレイクによって表情もほぐれていき、チームとしての連帯感も高まっていきました。

明日は寝坊しないように!

いよいよ、当日!

残念ながら体調不良による欠席者が出てしまったため、立教大学チームは48人となってしまいましたが、その他のメンバーは寝坊も遅刻もなく、活動場所に全員で集合することができました。

立教チーム全体で集まった後には、リーダー・サポーターを中心に活動チームに分かれて細かい情報の共有を行いました。

交通規制がかかり機材搬入のトラックが到着した後は、いよいよ給水所の設営がスタート!
テーブルやごみ箱を設置したほか、ランナーに配布する水(正確には水を注いだ紙コップ)を大量に準備していきました。

立教チームが活動したのは40km地点だったため、ランナーが通過するまでにはやや時間がありましたが、車椅子ランナーやエリートランナーが目の間を通過し始めると、そこから続々とランナーが駆け抜けていきました。
コース内での活動ということもあり、学生たちは自分の目の前で繰り広げられるレースやランナーのスピードに大興奮でした。

※沿道の方から提供いただきました

市民ランナーが通過し始めると、給水所に立ち寄るランナーも増えていきました。立教チームのメンバーは、水の入った紙コップの補充を忙しなく行いながら、ランナーに励ましや応援の声をかけ続けました。

※沿道の方から提供いただきました

給水活動を終えた後は、交通規制の解除に備えて片付け作業を行いました。
時間に追われバタバタしながらも無事に活動終了!

最後に活動チームごとに集まってふりかえりを行い、解散しました!
今年度はリーダー・サポーターの学生が多くの役割を担い、チームの中心となって活動したことで、昨年度よりも学生主体のチーム運営ができたように思います。
それにより、初めて参加した学生も積極的に活動することができていたように感じました。

〜参加学生の声(一部)〜

事後アンケートの回答の一部を紹介いたします。

今回の経験は本当にやってよかったと思いました。頑張れーと応援しているとランナーの方もありがとうと言ってくれたり、手を振ってくれたりして直接長く話したわけではなくてもそのようにしてコミュニケーションも取れたことが嬉しかったです。また、間近でランナーの方たちをみて私ももっと応援しよう!と言う気持ちにもなりました。(メディア社会学科 1年)

今回の活動はこちらがなにか考えながら動いて助けるというような活動というよりは、水を用意してランナーが取りに来るのを待つというスタイルだったので、やりがいはあるのかなと考えていましたが、「ありがとう」という言葉を貰ったり、給水後に少し元気になってまた走っていくランナーの姿を見ていると、40kmも辛い中走ってきた人達の想いを感じて、今回参加して良かったと感じました。
今年は外国人ランナーが多いと事前に聞いていましたが、見ていてもやはり外国人ランナーが多いこと、またその出身国が多様であることに驚きました。外国人ランナーがカタコトでも「ありがとう」と日本語で感謝を伝えてくれる場面にも多く出会い、日本での素敵な思い出の1つに自分も参加出来ていたらいいなと思いながら活動していました。(異文化コミュニケーション学科 2年)

直接ランナーの方に応援の言葉をかけることが出来たり、外国の方が、それぞれの国の言葉や日本語で感謝を伝えてくれたことがとても印象的でした。また、応援に対して、手を挙げて応えてくれたり、給水をして、ゴールまでもう一度走っていく姿にとても感動しました。このように、自分がランナーに力を与えられていると実感できたり、自分自身がランナーから諦めない姿勢や楽しく走る姿を見せてもらえるというのは、今回のボランティアならではの貴重な経験だったと思います。
自分に出来ることをすることが、巡り巡って自分の力になったり、大切な体験になるということを身をもって感じることが出来たので、これからは色々なボランティア活動にもっと挑戦してみたいと思いました。(史学科 1年)

ボランティアという言葉だけ聞くとボランティア活動をする側がされる側に一方的に奉仕するイメージがあるが、我々ボランティア側も多くのエネルギーや貴重な体験をいただいた。ボランティア活動は決して一方的なものではなく、する側される側両者共に得られるものがあったように感じた。(交流文化学科 2年)

ボランティアは、目の前の人をサポートしたり、困り事を解決したりして喜んでもらう活動というイメージがありました。今回の活動を通して変わったことは、それに加えてチームで協力して目的を果たすことの達成感を感じたことです。これまで関わりのなかった人と交流することができ、自分の経験の幅も広がったと感じます。(観光学科 3年)

ボランティアについて興味を持たない友人にイメージを聞いたことがある。私の主観ではボランティアは自ら相手の立場に立って自分がしてもらって嬉しいことをするとてもプラスなものとして考えていた。
しかし、友人は【タダ働き・自己犠牲・おせっかい】というイメージを持っていたようであった。その時にボランティアをマイナスに感じている人もいることを知った。一体ボランティアの意義は何かという答えを見つけたいという目標を持って今回の活動に挑んだ。
そのような中、今回の取組みで捉え方に新しい価値観が生まれたことは、ボランティアという言葉の中には様々な役割があり、ひとりひとりに存在意義が求められているということだ。タダで働いているという心身を削っているだけではない。そしてその時間は自己犠牲にしている時間でもない。多くの人がそれぞれ役割を担い、すべてつながっているというチーム意識でランナーと共に成功を作り上げていくのがボランティアであると思った。
この大会が行われるにあたって想像以上の細かいミーティングと人々が関わっている。「おせっかい」と「サポートする」の違いが明確になった。相手のニーズを相手の立場に立って(どのように置いたら給水場の水が取りやすくなるかを考えて配置構成をする・コップに水をどれくらい入れるかを考える)考えて臨機応変に行動することがボランティアであった。
【相手の背中を声援で押す】【頑張りを邪魔するのではなく後押しする行動をする】ボランティアの場面ではなく、人生においても大切になる行動を学ばせてもらえるお金・時間では代えられない経験を出来る場所がボランティアであった。 実際に経験しないと気づくことの出来ないボランティアの大切さを体験した。(コミュニティ政策学科 4年)